Jリーガーが友達を紹介!

JリーガーがJリーガーの友達を紹介し、つながっていく「Jの輪」――。1回目は頼れる守護神!

塩田仁史(大宮アルディージャ/GK)

11年も一緒にサッカーができた、ナオはひとつの財産。まだまだ俺は俺らしく全力で戦うよ!

ナオ、ありがとう!

 出会いは小学6年生までさかのぼる。各都県から二人ずつ集まる関東選抜で、俺は茨城県から野沢拓也(現・神戸)と一緒に、ナオは神奈川県から来ていた。俺はその後、当時は今ほど強くはなかった流経大を卒業し、FC東京でナオと再会した。再会と言っても、年代別の日本代表で活躍しているナオのことを、僕が勝手に知っている感じでしたけれど。

 でもFC東京の寮の食堂で最初に顔を合わせたら、ナオは「よ、シオ!」と声を掛けてきた。「久しぶり!」って気さくに(笑)。誰にもそうやって等しく接せられるのは、ずっと変わらない。そこから付き合いが始まりました。

 11年も一緒にサッカーできた間柄なんてね……。そんなにも一緒にいられる関係なんてなかなかいないから、ひとつの財産です。

 それだけ一緒にいれば、サッカーでぶつかり、喧嘩したこともあった。若い頃はお互いにトンガっていたから、何より攻撃の選手と、守備の選手ということで意見が衝突することもあった。ただ、プロの世界なんだから、それはそれ。ピッチで解決すればいい。それで関係が悪くなったことはない。若い選手に、もっとトンガっていいんじゃないかって言うのは、そういうところ。

 ナオは今季で引退するって決めました。きっと想像できないぐらいたくさんの葛藤をして、いろいろもがき苦しんだなかで、下した決断だったはずです。気持ち良く、最後は飾ってほしい。その姿をしっかり見送りたいです。

 アテネ五輪世代にあたるけど、俺は代表には一度も入っていないから、(前田)遼一にしても、阿部勇樹にしても、みんな格上の選手ばかり。羨ましいと思ったことはないけれど、刺激は受けてきた。自分は自分なりにサッカーをやってきて、出会いがあり、巡り合わせがあり、そのすべてのお陰で、ここまでサッカーができていて、みんなに感謝しています。

 ナオのような、人を曳きつける豪快なシュートやドリブルを持っていないけれど。まだまだ頑張っている同世代もいるから、俺はこの大宮のために全力で戦い続けます。ナオ、ありがとう!

【おすすめの記事】
・塩田仁史から、最後の戦いに向かう石川直宏へ――
・石川直宏がラストマッチ後に応じた一問一答。「ゴールを狙っていたので、アシストは考えていなかった(笑)。でも…」
・W杯は大丈夫か。長谷部誠が語った「ケガとの付き合い方」
・鹿島移籍、決定間近!? 内田篤人が口にしていた「時間との勝負」
・【移籍の真相】「浦和か湘南に絞っていた」山田直輝が最終決断を下すまで――
・【移籍の舞台裏】神谷優太が愛媛へ武者修行。東京Vユースから 青森山田高に‟移籍”した時と共通する覚悟

プロフィール

※2017年11月29日現在時点の情報

しおた・ひとし/1981年5月28日生まれ、茨城県日立市出身。水戸短大付属高ー流通経済大ーFC東京ー大宮。今季9試合・0得点、J1通算91試合・0得点、J2通算23試合・0得点。

塩田仁史選手の情報をチェック

Ads

Ads