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平成最後の下克上だ!J1参入PO、東京Vが数的不利から大宮に劇的勝利

大宮対東京VのJ1参入プレーオフ。突破を図る大宮のマテウス。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

10人になりながら佐藤優平のFKに平智広がヘッド弾!

[J1参入PO 1回戦] 大宮 0-1 東京V/2018年11月25日/NACK5スタジアム大宮

 J1参入プレーオフ1回戦は東京ヴェルディが一人退場処分を受けながらも平智広の起死回生のゴールを守り切って1-0で勝利を収め、次戦にコマを進めた。2回戦の横浜FC対東京V戦は12月2日13時から、ニッパツ三ツ沢球技場で行われる。

 立ち上がりからアウェーチームがボールを支配し、大宮陣内で試合を進める。しかしGK塩田仁史やCBの菊池光将や畑尾大翔を中心とした大宮の守備網をなかなか攻略することができない。

 J2のレギュラーシーズン5位で終えている大宮は(東京Vは6位)、引き分けでも2回戦に進めるレギュレーションで、時間を上手く使いながら、徐々にマテウスのスピードを生かしてチャンスを作り出す。

 すると59分、東京Vの内田達也がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。数的優位に立ったホームチームに形勢が傾いた――はず、だった。

 しかし、東京Vは李栄直、レアンドロと攻撃的なカードを切り、パワープレーでゴールを狙う。迎えた71分、敵陣左サイドで得たFKのチャンス。佐藤優平のライナー性のキックに平がヘッドですらすと、ボールは大宮のゴールネットを揺らす! レアンドロの投入直後、このワンチャンスを逃さなかった。

 大宮はロビン・シモヴィッチを投入し、最後の反撃を試みる。しかし酒井宜福の無人のゴールへのシュートはDFにクリアされ、そのシモヴィッチのシュートは無情にもポストを叩き……試合終了に。

 ロティーナ監督の采配も冴えたまさに劇的勝利。J2・6位からの平成最後の下克上なるか。東京Vが11年ぶりのJ1昇格に向けて一歩前進した。

大宮対東京VのJ1参入プレーオフ。畑尾のヘッドは決まらず……。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

文:サカノワ編集グループ

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