ドルトムント地元紙は「スペイン移籍宣言」香川真司の今後を懸念

香川真司 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ツォルクSDが話し合いの場を持つのは、12月21日の「前半戦が終わってから」。

 ドルトムント地元紙『ルール・ナッハリヒテン』は11月27日、ボルシア・ドルトムント所属の香川が日本メディアに対し今冬にスペインへの移籍を希望する発言をしたことを伝え、同クラブのミヒャエル・ツォルク・スポーツダイレクターのコメントなどを紹介。ただ、今後のクラブ内での立場について懸念も示している。

 同紙は香川はチームの現状と自らの置かれた状況を踏まえて、「新たな挑戦」として、スペインでのプレーを希望しているというインタビュー記事の内容を紹介。これに対してツォルクSDは「彼は価値ある選手。この置かれた状況に満足していないことは、もちろん理解している。私たちは間違いなく、前半戦(17節)が終わったあと、その件について話し合う、それを望むのであれば」とコメントしている。あくまでも12月21日のボルシア・メンヒェングラートバッハ戦のあとのタイミングで話し合うという方針だ。冬の移籍マーケットが開くのは1月に入ってからである。

 一方、同紙は「出場試合数の限られている香川の今冬のスペインへの移籍は、厳密には厳しいのではないか」とも指摘している。スペインリーグはEU非加盟国の選手起用が3人までと限られている。また香川は2020年6月までドルトムントとの契約を結んでいることも伝えている。

 11月28日にはホームでUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のクラブ・ブルージュ戦を迎えるが、連戦であるものの香川のメンバー入りは不透明だとも報じている。

 移籍したいという意向を語ったことで出場機会を失った日本人選手は過去にもいた。それだけに今回は”確証”があっての発言か。ただ、どんなときでも香川に期待してきたドルトムントの熱狂的なサポーターからすると、やや寂しい発言ではあるだろう。ドイツや日本のみならず、この香川の発言はヨーロッパ中で注目を集めてきている。今後の動向から目が離せない。

文:サカノワ編集グループ

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