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ポドルスキがドイツ紙で「いつかケルンのユニフォームを再び着たい。ただ…」

神戸のポドルスキ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

移籍金が発生する来夏の移籍には含み?

 ヴィッセル神戸のFWルーカス・ポドルスキが12月1日のJ1リーグ34節・ベガルタ仙台戦を終えてドイツに帰国し、ケルンに向かった。ドイツ最大部数を発行する『ビルド』紙の取材に応じて、改めて古巣である1.FCケルンへの思いを語っている。

 『ビルド』紙「ポルディ『FC(ケルン)がまず昇格しないことには』」というタイトルで、ポドルスキのコメントを掲載。今季、天津権健からケルンに復帰した「アントリー・モデストのように戻ってきたいですか?」という質問に、次のように答えている。

「それは決して新しいことではなく、私はFC(ケルン)のユニフォームをもう一度着たいという望みを持っています。クラブのフロントは私のその想いや現在の立場も把握している。ただ、チームはとにかくもう一度(ブンデスリーガ1部に)昇格しなければならない」

 そのようにドイツ代表で10番をつけてワールドカップ優勝を果たしている33歳のストライカーは強調した。一方、次のような可能性についても話している。

「どこかに身分照会するつもりもないし、これまで移籍のコンタクトは一切ありません。私は2019年末まで神戸との契約を結んでいます。もしも、来年の夏に、海外のとんでもないクラブやブンデスリーガから話が来たとしたら、目を通す必要は出てくるだろうけれどね」

 ケルンは現在2部2位と好調。ポドルスキは「FWは今ポジションがなく、必要がない」とチーム事情も把握していた。

 また、ポドルスキはSNSのツイッター(@Podolski10)で12月2日に、「神戸のファンの皆さんの今季の素晴らしいサポートに感謝しています。私たちはさらに強くなって、来年戻ってきます!」とメッセージを綴っている。

 神戸はルーカス・ポドルスキとアンドレス・イニエスタに加え、新たにダビド・ビジャを獲得。さらなる外国籍選手加入の噂もある。それだけに、ポドルスキにとっても、J1リーグで戦う神戸のステータスのほうが、ブンデス2部のケルンよりも高く考えていることが分かる。

 ただし、移籍金の発生する来夏の移籍には含みを持たせる発言をしている。世界基準のクラブへと突き抜けようと試みる神戸だが、明確な目標を立て、ポルディのみならずピッチ内外のさまざまな面に気を配りながらのチームマネジメントが求められそうだ。

文:サカノワ編集グループ

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