負傷した浦和のエース興梠慎三は大丈夫?「交代は決勝に備え自分で判断」

天皇杯準決勝の鹿島アントラーズ戦に先発した浦和レッズの興梠慎三(30番)。51分に交代した。(C)SAKANOWA

9日の埼スタ線決勝まで治療とリハビリに専念か。

[天皇杯 準決勝] 浦和 1-0 鹿島/2018年12月5日19:00/県立カシマサッカースタジアム 

 浦和レッズは興梠慎三、武藤雄樹、青木拓矢の3人がいずれも負傷により交代を余儀なくされた。オズワルド・オリヴェイラ監督は試合後、「(コンディショニングコーディネーター)のアレックスに、武藤と興梠を決勝まで一緒に過ごすように伝えました。彼は足首の専門スタッフです」と言及。そのケガの具合は気になるところだ。

 前半終了の笛が鳴ったあと、興梠は足首のあたりを押さえ、しばらくの間、グラウンドで座り込んでいた。担架も用意されたが、興梠は立ち上がってロッカーに戻り、後半もピッチに戻った。しかし後半開始から6分が経つと、やはり状態は思わしくなく、李忠成との交代を余儀なくされた。

 試合後、興梠は状態について語った。

「(オリヴェイラ監督はピッチコンディションが悪かったと言っていたが?)ケガをしたのは芝が原因ではありません。サッカーにケガがつきものでもありますから。(51分の交代は)1点勝っていたこともあり、みんな集中できていました。ここで(患部を)悪化させてしまうより、次の決勝に備えるためにも、自分なりに判断しました」

 興梠はそのように浦和がリードしていたこともあり、決勝を考慮して自身の判断で交代したと強調した。

「もちろん足をひきずってでも90分間出たかったので悔しかったですが、チームのみんなに迷惑が掛かってしまうとも思い、良い判断ができたのではないかと思っています。それに、みんなも頑張ってくれました」

 12月9日に”ホーム”埼玉スタジアムで行われる決勝に備え、このあとは治療とリハビリに専念することになりそうだ。初タイトルを狙うベガルタ仙台に勝てば、2年前のルヴァンカップ、昨季のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に続き3年連続主要タイトル獲得となり、来季のACL出場権も得られる(グループステージ本選から出場)。

 また興梠にとっては、浦和では二度目の天皇杯ファイナルだ。2016年元日のガンバ大阪との決勝は、興梠がゴールを決めたものの1-2で敗れている。

 今度こそは――。浦和に賜杯をもたらすためには、前線を牽引し続けてきたエースの力が必要だ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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