【浦和】3年連続タイトル獲得、進化する!?優勝セレモニーの陣形

天皇杯の優勝セレモニーで、歓喜する浦和の選手たち。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

些細なところにも感じられるチームワーク。”目立ちたがり屋”森脇の精神が浸透する?

[天皇杯 決勝] 浦和 1-0 仙台/2018年12月9日/埼玉スタジアム2〇〇2

 浦和レッズが天皇杯を制し、1昨年のルヴァンカップ、昨年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に続いて3年連続で主要タイトルを獲得した。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌)、堀孝史監督、そしてオズワルド・オリヴェイラ監督と、すべて異なる指揮官のもとでの達成である。もちろん昨季からJリーグの優勝争いに加われずにいる(2017年7位、18年5位)ことからも分かるように、戦いぶりが不安定な点は今後の課題となるだろう。

 さて、優勝セレモニーでの写真にも、「3年連続」を物語る光景がある。

 実際は2015年のファーストステージ、16年のセカンドステージと、Jリーグのステージ優勝のセレモニーも経験している。それを踏まえると、興梠慎三、阿部勇樹、槙野智章、西川周作、武藤雄樹、森脇良太……5回目のセレモニーになる選手は多い。そして今回、柏木陽介が主将として初めて中央に立ち、トロフィを掲げる大役を務めた。

 その柏木の後ろにいる1列目の選手たちは、自分たちの胸の前で渾身のガッツポーズを作っている。しかも、どのアングルからも、自分自身や周りの選手の顔が隠れないように。とりわけ、あらゆる写真に顔を出している森脇のポジショニングは絶妙。本人も以前、「自分はやはり目立ちたがり屋なので前に行ってしまいがちです。とはいえ、みんなの記念に残る写真ですからね。これも『経験』です(笑)」と、本人なりにいろいろと考えて辿り着いたポーズだと明かしていた。

 森脇が伝授したわけではないだろうが、目立ちたがりな選手たちが後ろの選手に配慮しつつも歓喜を爆発させるポーズまでも浸透している(新人の橋岡大樹の姿もまた初々しい)。こんな些細なところにも、チームワークが感じられる。ここからさらにどのようにセレモニーの陣形も進化していくのか――2019シーズンの優勝シーンが今から楽しみだ。

こちらは昨年のACL優勝時のセレモニー。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

文:サカノワ編集グループ

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