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【鹿島クラブW杯 採点】土居、安部、スンテに最高点5。「ミスターBtoB」も大きな一仕事

【MAN OF THE MATCH】土居聖真(鹿島)

メキシコならではのテクニックに苦しんだ前半の混乱を修正した点を評価。

[クラブW杯 準々決勝] 鹿島 3–2 グアダラハラ/2018年12月15日/ハッザーア・ビン・ザイド(UAE)

【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。1点刻み。
採点対象は原則、出場20分以上。

※採点の見方
ポジション 
背番号 選手名 採点

先発出場
GK
1 クォン・スンテ 5
1失点は喫したものの、ロングスローから崩された絶体絶命のシュートをビッグセーブ。そのプレーを境に、鹿島に流れをもたらした。後半の高い集中力も加味して最高点「5」をつけた。

DF
2 内田篤人 3
クロスに対応しきれず頭を越されて先制点を与えてしまった。その後はサイドで起点となり、襲い掛かる相手をいなして中盤につないだ。後半は攻撃に加わった際にアクセントを与えた。

3 昌子 源 4
9分にペレスの強烈なシュートを、スライディングで止めたシーンは圧巻だった。ピンチになるひとつ前の段階で、未然に体を張って食い止めた。

35
 チョン・スンヒョン 3
メキシコ人選手の高いテクニックに苦しみ、好ブロックも見せた一方で、ボールに食いつきすぎてスペースを与えてしまう場面も。それでも最後はしっかり持ちこたえた。

16 山本脩斗 3
1列前のレアンドロとのバランスが悪く、中途半端なポジションでのプレーが続いた。後半は何度か飛び出して相手を押し込むことにも成功。

MF
4 レオ・シルバ 3

中盤で相手から何度もボールを狩り取る。ただ周囲との距離感が悪く、そこからなかなか彼らしい推進力を与えたり、展開したりできなかった。

6 永木亮太 4
守備面でかわされるなどなかなか持ち味を発揮し切れず苦戦。そのなかで”ミスター ボックス to ボックス”らしい駆け上がりから、息を吹き返して同点ゴールをねじ込んだ。

11 レアンドロ 2(▼ HT)
左MFで先発に抜擢されたが左サイドに張り出して3トップのような形になると周囲と絡めず、中央に入ると周りのスペースを消すうえにボールを失うなど、なかなか自身の間合いに持ち込めず前半で交代に。

25 遠藤 康 3(▼ 87分)
カットインやサイドチェンジが相手に止められ、ピンチも招く。後半は高い位置でセカンドボールを拾ったり、内田を(ワンツーなどで)効果的に使ったり、徐々にプレーの幅を広げた。

FW
8 土居聖真 5
(▼80分) [MAN OF THE MATCH]
序盤はいいところがなかったが、セルジーニョのポストプレーから飛び出してクロスを放ち同点弾をアシスト。さらにペナルティエリア内で相手の足にかかりPKも獲得。劣勢をはねのけ、2ゴールに絡む。今大会のVARを含めた判定基準も確認できた。

18 セルジーニョ 4
前を向いてプレーできるようになった後半、神出鬼没な動きで持ち味を発揮。先制点につながる土居へのスルーパスを放ち、さらに重圧のかかるなかで逆転のPKを決めた。終盤のチーム全体を助ける献身的な守備も光った。

▽交代出場
MF
30 安部裕葵 5
(△ HT)
左サイドでしっかりタメを作れるようになり、チームの抱えていた課題が改善される。そして84分に度肝を抜くミドルをねじ込み試合を決定づけた。インパクトを含め、最高点「5」をつけた。

MF
32 安西幸輝 ―(△80分)
左サイドハーフに入って、安部をFWに上げて、チームの守備力を高める。彼の受け持つゾーンに入ってきた相手には強烈なプレスで仕事をさせず。敵陣深い位置のパスから安部の3点目のゴールをもたらした。

DF
22 西 大伍 ―(△87分)
リードを広げたことで投入され、試合を締めた。アディショナルタイムの失点はなんとか防ぎたかった。

文:サカノワ編集グループ

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