佐藤寿人「11」、船山貴之「10」、千葉の新背番号を巡る物語

川崎から加入した田坂祐介(6番)と談笑する佐藤寿人(11番)。(C)SAKANOWA

寿人がユース時代の9番をつける可能性もあった。

 佐藤寿人が18年ぶりに復帰したジェフユナイテッド市原・千葉で背番号11をつけることが決まった。2003年からベガルタ仙台、サンフレッチェ広島、そして名古屋グランパスで背負ってきた愛着のある今となっては彼の代名詞とも言える番号である。

 ただ、昨季は船山貴之がこの番号をつけてチーム最多19ゴールを決める活躍を見せていた。その船山は10番に変更することになった。

 その経緯について佐藤が1月7日の新体制発表会で説明した。

「移籍することが決まったあと、船山選手が11番をつけていたので、(フロントには)僕は空いている背番号から選びますと、最初伝えていました。(候補として)ジェフユースの時につけていた9番、2種登録での30番、1年目の25番、2年目の14番、それ以外でも、決して番号でプレーするわけではないので、空いている番号であれば、という話はさせてもらいました」

 そのように現在空き番号となっている9番も候補だったと明かす。ただ、そこで船山が柏ユースと松本時代につけてブレイクを果たしていた、自身のラッキーナンバーである10番に変更するという話が入った。

「船山選手が『空くことになった10番をつけるので、11番を寿人さんにつけてほしい』という話をしていると聞き、(兄の)勇人から連絡先を聞いて直接話をさせてもらいました」

 そのような経緯で、船山10番、佐藤寿11番と決定。むしろしっくりハマった印象だ。

「もちろん、(11番)つけられるのであればつけたかったです。11番はこれまでジェフでもいろんな選手が背負い、僕の中では江尻さん(篤彦、現トップチームコーチ)の印象が強く、クラブを引っ張ってきた選手の番号。それにゴールを奪うというところで、船山選手の想いも受け止めて、結果に代えていきたいと思いました」

 この11番のジェフイエローのユニフォーム姿でフクダ電子アリーナのピッチに立つ。それだけではなく、ゴールと勝利の結果を残す。佐藤はそうすることで、「千葉の11番」をより輝かせる決意を示した。

文:サカノワ編集グループ

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