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柴崎岳が警戒するサウジのパスと技術「勝てば大きな財産に」

日本代表の柴崎岳。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

アジアカップ16強での対戦に「もう少しあとで当たってもいいカード」。

[アジアカップ ラウンド16] 日本- サウジアラビア/2019年1月21日(日本時間20時)/シャルジャ・スタジアム

 アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のアジアカップ決勝トーナメント1回戦、日本代表が今夜、サウジアラビア代表と対戦する。

 今大会のグループリーグの1、2試合目にボランチで先発したMF柴崎岳も、この試合でのスタメン出場が予想される。柴崎は試合前日の20日、AFC(アジアサッカー連盟)の公式ツイッターのインタビューに応え、サウジアラビア戦に向けて抱負を語った。

 FIFAランキングは日本が50位、サウジアラビアが69位。いずれも2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)の出場国であり、ラウンド16という早い段階での激突になり、ある意味、強豪同士の潰し合いの構図に。

 柴崎は「サウジアラビアは非常にいいチーム。ベスト16での対戦になったが、もう少しあとで当たってもいいようなカード。日本にとってはとても良い対戦になると思います」と気を引き締める。とはいえ、「いつ当たるにしろ、勝たなければいけない相手には間違いありません。今の日本の持っている力をすべて出し切れれば、必ず勝てる相手だと思います」と、難敵との対戦を楽しみにしている様子。

 森保一監督が率いて約5か月、日本代表の試金石の一戦になると言える。

「ワールドカップが終わって、選手が入れ替わり新チームになった日本にとって、公式戦でサウジアラビアのような強いチームに、もしも勝利できれば、大きな財産にも経験にもなります。それは日本にとってすごくプラスになると思います」

 柴崎はそのようにこの一戦を位置付ける。中東の雄との、具体的な対策は――。

「コレクティブで技術的に高いパスサッカーをする印象があります。彼らの技術的なところには気を付けていきたいです」

 サウジアラビアの今大会のボール保持率は凄まじく、グループリーグでは初戦の北朝鮮戦(〇4-0)が73.3パーセント、第2戦レバノン戦(〇2-0)が69.5パーセント、カタール戦(●0-2)が71.2パーセントだった。

 試合の主導権を争う対戦にもなる。日本としては試合状況を見て、ポゼッションとカウンターも柔軟に使い分け、サウジアラビアゴールを攻略したい。勝利を掴むためには――柴崎のクリエイティブかつアグレッシブなプレーがカギを握る。

文:サカノワ編集グループ

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