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【サウジ戦 採点&寸評】冨安に最高点「5」、吉田、遠藤、権田…泥臭く戦い抜いた選手を評価

【MAN OF THE MATCH=マン・オブ・ザ・マッチ】冨安健洋(日本代表)

ボランチから前線は評価が分かれるところ…。

[UAEアジアカップ ラウンド16] 日本代表 1-0 サウジアラビア代表/2019年1月21日/シャルジャ・スタジアム

【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。1点刻み。
採点対象は原則、出場20分以上。

※採点の見方
ポジション 
背番号 選手名 採点

GK
12 権田修一 4
被シュート15本だったが、そのうち枠内シュートは1本。DF陣と権田のポジショニングが良かったからこそ、相手のミスを誘発させた。

DF 
5 長友佑都 3
86分のクロスに対する体を投げ出したブロックで、改めてチームに喝を入れた。一方、原口も相手を消すために下がってきて、左サイドが常に窮屈=押し込まれた状態になり、その”渋滞”が一向に改善されなかった。

16 冨安健洋 5【MAN OF THE MATCH】
「一発に懸けていた」という20分のヘディング弾がアジアカップでの日本代表最年少ゴール&決勝点に。高速アタッカー「チーター」の19番に加え、途中出場の強靭FW9番のアッ・サイアリーへの対応が素晴らしかった。最高点「5」をつけて、文句なしのMOMに選出!

22 吉田麻也 4
チャレンジ&カバーを最後まで怠らず、サイドに引き出されかわされた場面もあったが、致命傷には至らず。これまでの豊富な経験が生きた一戦だった。

19 酒井宏樹 3
どちらが悪いわけでもないが、堂安との距離が空き、ボランチなどを経由して前へ出ようとしたが一度も良い形で攻撃参加できず。途中からは割り切って守備に一意専心。

MF
6 遠藤 航 4
ボールをよく奪い、苦しい場面ではよく走ってスペースに顔を出し、パスを引き出した。ただ、その後に展開し切れなかった。対戦相手のレベルが上がったとはいえ、推進力を与えるという「宿題」がグループリーグから残ったまま。それでも勝利に不可欠な存在だったことも考慮して「3」に近い「4」に。

7 柴崎 岳 3
長友が弾く直前に強烈なシュートをブロック。この日は割り切って最終ラインの前でボールを拾い、体を張ることに集中。勝つための選択だったが、守備に軸足を置くと、どうしてもウィークポイント(守備のマッチアップ)が浮き彫りになってしまう。

 原口元気 2
ボランチとともに評価が分かれるところ。勝つためのプレーを選択していた、とも言える。一方、引きすぎたために日本が機能不全に陥った感も否めない。臨機応変に戦える点は評価できるが、守りに奔走するユーティリティな原口に怖さは感じられない。

21 堂安 律 3(▼89分)
カウンターを発動させた際は、脅威を与えた。味方と呼吸が合わずゴールは決めきれなかったが、相手は堂安の存在をかなり嫌がっていた。

9 南野拓実 2(▼77分)
最終ラインへのプレスを怠らず、走って勝利に貢献。トラップなどのミスも目立ち、そこであと少しボールを収められれば……というシーンが続いた。

FW
13 武藤嘉紀 2 (▼90+2分)
ゴールから遠ざかる左足へ切り替えて決定的なチャンスをフイにした。大迫のように体を張れなくても、スペースに出てパスを引き出して時間と味方のスペースを作るなど、何か工夫がほしかった。

交代選手
MF
14 伊東純也 ―
(△77分)
役割は明確。積極的に縦へボールを持ち運びカウンターに持ち込もうとした。相手も疲弊していただけに、ひと仕事見せたかった。

MF
18 塩谷 司 ― (△89分)
試合を締めるクローザーとして投入。ゴール前を固めつつ、ボール際にしっかり寄せて相手の勢いを沈めた。

FW
11 北川航也 ― (△90+2分)
時間を使いつつ、死に物狂いで攻めようとする相手の気持ちをいなして勝利へ導いた。

文:サカノワ編集グループ

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