浦和ユースから昇格の大城蛍。憧れの阿部勇樹、槙野智章とチームメイトに

浦和ユースから昇格した大城蛍(中央)。新加入会見では緊張した面持ちで、「言おうとしていたことが飛んでしまった」。左は杉本健勇、右は池高暢希。(C)SAKANOWA

沖縄出身のルーキー。ボールを奪い切るストロングポイントを生かし、大先輩から「盗めるところは盗み、自分のモノにしたい」。

 浦和レッズユースからトップチームに今季昇格したDF大城蛍は、沖縄県与那原町の出身だ。地元のWウイング沖縄FC(与那原中)でプレーしていた頃から憧れてきたのが槙野智章だったという。阿部勇樹はさらに遠くに感じていた存在。2019年、大城はそんな二人と浦和レッズのチームメイトとして戦うことになった。

 大城は2000年9月16日生まれの18歳。180センチ、72キロ。ボールを奪い切る力がストロングポイントだ。

「中3からレッズユースでプレーさせてもらい、後押ししてくれた沖縄の皆さんには、トップチームに昇格できたことで少し恩返しできたと思っています。もちろんまだ結果は何も残せていません。ここからまた頑張って試合に出て、活躍したいです」

 昨季はオズワルド・オリヴェイラ監督のもと、2種登録選手として背番号44を託されて、33節のアウェー湘南ベルマーレ戦(●1-2)でベンチ入りしている。

「今度はプロとしてまずベンチ入りしたいです」

 阿部勇樹、そして槙野。この守備のスペシャリストである二人から、あらゆることを学び、体得したいと言う。

「日々の練習にしっかり取り組むことで、ベテランの阿部選手、それに槙野選手のプレーを見て学んで、盗めるところは盗み、自分のモノにしていきたいです。

 阿部選手は練習前からの準備など見ていきたいです。槙野選手は一人の存在感でチームの雰囲気を変えられます。喋り方や接し方も学んでいきたいです。

 一番近くで見てきた槙野さんは、中学の時からずっと憧れてきました。そんな選手と一緒にプレーできるなんて、本当に嬉しいです」

 もちろん、これからはチームメイトであり、ライバルにもなる。ユースの一つ年上になる橋岡大樹もいる。ただ、槙野はそんな大城のことをきっと歓迎するだろう。思い切って、挑んでいってもらいたい。

「勝負したいというポジションはなく、監督が使ってくれるところで、自分の出せるところを出していきたいです。守備面の長所を出しつつ、ボランチであれば攻撃して点を奪いにいくところも見せていきたいです」

 新背番号は34に決まった。山田直輝がつけたあと、5年間空いていた出世番号だ。

 18歳、ルーキーの挑戦は、地元沖縄のキャンプから始まった。貪欲にあらゆることを吸収し、日々逞しく成長を遂げている。

文:サカノワ編集グループ

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