千葉へ決意の完全移籍。下平匠が柏戦で感じた「変化」とは?

ちばぎんカップ柏戦でフル出場した千葉の下平匠。(C)SAKANOWA

前線にボールが収まり、一つ前でのプレーが可能に。

[ちばぎんカップ] 柏 2[5PK6]2 千葉/2018年2月17日/三協フロンテア柏

 J2開幕を控えて行われたプレシーズンマッチのちばぎんカップは、ジェフユナイテッド市原・千葉が柏レイソルに2-2からPK戦の末に勝利を収めた。

 千葉のDF下平匠は4-2-3-1の左サイドバックとしてフル出場。茶島雄介とともに左でタメを作って起点を作り、さらに状況に応じてオーバーラップや中央への位置取りから好機を作り出した。

「キャンプでゲームをこなしてきたなか、90分プレーしたのは今回が2回目。多少最後はチーム全体として重くなるところがあり、自分自身もミスをしてしまいましたが、そこは開幕までしっかり良い準備をしていきたいと思います」

 下平はそのように振り返った。

 最終ラインは、下平、エベルト、増嶋竜也、ゲリアと昨季終盤に起用されることの増えた4人が務めた。増嶋とエベルトは1年前のオフ、そしてゲリアと下平は昨季途中に加わったタレント。他にも控え選手を含め、この1年で一気にDF陣は入れ替えが進んだ。下平自身も横浜F・マリノスからの期限付き移籍を完全移籍に切り替え、心機一転、このシーズンに臨む。

 強力なアタッカー陣を揃える柏に対し、下平をはじめ千葉DF陣はキャンプから取り組んできたことを応用。上手くいったこともあれば、改めて課題も見えたという。

「一発でやられてしまうシーンが昨シーズンは結構あったので、それをなくすためにも、ラインコントロールをもう少し細かくして、相手に(ロングボールを)蹴られる時には下がって対応するとか、そういったところの確認はしてきました。

 ロングボール一発でピンチになるシーンは多くなかったですが……。でも逆にそれで決定的を作られていたので、そこは課題として取り組みます」

 そんななかで、アラン・ピニェイロとクレーベが加わった最前線は、J2でかなり脅威の存在となりそうだ。何より、彼ら前線にしっかりボールが収まることで、チームの戦いの幅が一気に広がった印象を受けた。

 下平もその点を収穫に挙げる。

「そこで一度時間ができるので、僕たちも一つこれまでよりも前の高い位置でボールを回せて、そこからワイドの選手が仕掛けることもできました。そこは効果を発揮できていると感じました」

 プレシーズンマッチとはいえ昨季J1だった柏を相手に、崩しのイメージを共有できた。これはチームとしても貴重な”成功体験”になった。

「相手によって(崩し方は)もちろん変わってきますが、ウチの強みはワイドの選手のところ。そこを上手く使いつつ、ターゲットの選手の特長も引き出しながら、バランスよくやっていければと思います。(柏戦は)いい時間帯を作れました。うん。また1週間しっかりいい準備をしたいと思います」

 さらに自信を深めて、2月24日、アウェーでの愛媛FC戦に臨む。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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