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久保裕也が9戦ぶり先発、首位ドルトムントから貴重な勝点1を掴む

ニュルンベルクの久保裕也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

最下位脱出に向けて、新監督のもとで最低限の結果を残す。

[ブンデス1部 22節] ニュルンベルク 0-0 ドルトムント/2018年2月18日/Max-Morlockシュタディオン

 1.FCニュルンベルクのFW久保裕也が13節のバイヤー・レバークーゼン戦以来9試合ぶりのリーグ戦での先発出場を果たし、85分までプレー。首位のドルトムント相手にスコアレスドローに持ち込んだ。

 残留を争うハノーファー96との直接対決に敗れたニュルンベルクは、ミヒャエル・ケルナー前監督を解任し、アシスタントコーチだったボリス・ションメルス氏をトップチーム監督に昇格させた。

 ホームに首位チームを迎えた一戦、久保は4-1-2-3の右ウイングで先発。立ち上がりにスルーパスからチャンスを作り出すなど、勝機を探った。ただ次第に守備に終われる時間が長くなったが、交代する85分まで前線からのプレスを怠らずドローに持ち込んだ。

 ションメルス監督は試合後の記者会見で、次のように語っている。

「私はこの結果とチームの戦いぶりに、とても満足しています。ヨーロッパの中でもトップレベルにあるドルトムントに思うように力を発揮させず、忍耐強く守り続けてくれました。私たちもピンポイントでチャンスを作り出すことができました。ただ後半は非常に苦しみました。それでもチームはボールに対ししっかり対応し、組織を保ち続けることができました。これからに向けて、この勝点1を掴めたことは、とても嬉しく思っています」

 そのようにチームとして意思統一を図って戦い抜けたことを、指揮官は収穫に挙げていた。

 久保にとっても大きな勝点1になった。次はアウェーで宇佐美貴史の所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦。最下位脱出と浮上に向けて、ゴールと勝点3をもたらす活躍が期待される。

文:サカノワ編集グループ

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