香川真司の「3月、日本代表復帰」現実味が増す

日本代表の香川真司。写真:新井賢一/(C)Kenichi ARAI

コパ・アメリカは流動的。故郷の神戸に凱旋か。

 日本代表は3月22日にコロンビア代表(日産スタジアム)、26日にボリビア代表(ノエビアスタジアム神戸)とキリンチャレンジカップの2試合を行う。このあとは6月まで試合が組まれていない。その6月の2試合も直後のコパ・アメリカに向けた強化試合という位置付けだ。

 1月のアジアカップで2大会ぶりの優勝を目標にしながら決勝でカタール代表に敗れた日本にとって、3月シリーズはコパ・アメリカに向けたリスタートの機会になる。FIFA(国際サッカー連盟)の規定により、各国協会は年間に一度、大陸別大会に参加する代表チームへの選手の拘束力を持っている(決して、二度参加してはいけない、という規定ではない)。その規定により、すでにアジアカップを戦った多くの欧州組は、コパ・アメリカへの参戦が難しいと見られる。

 すでに大迫勇也の所属するヴェルダー・ブレーメンは、招集には応じない旨を明文化して日本サッカー協会に伝えている。夏の移籍にかかわってくる選手も招集しにくい状況だ。

 またJリーグも開催中のため、おそらく招集メンバ―は各チーム1人などルールが設けられるだろう。直前のU-20ワールドカップ(W杯)で主力選手が招集されたチームとの兼ね合いも関係してくる。一方、森保一監督が普段プレーを見る機会のない、海外で出場機会を得られずにいる選手の招集もあり得るかもしれない。

 森保監督は3月のキリンチャレンジカップ、どのような点を重視し、どのような位置づけで臨むのか。メンバ―を一度大幅に入れ替えるのか? 東京五輪候補選手が中心になるのか? これまで封印してきた3バック採用はあるのか? 

 いずれにせよ、これまでなかなか呼ぶ機会のなかった選手に声が掛かることは間違いない。そのなかで、海外であれば、ベルギーリーグのシント=トロイデンで11ゴールを決めている鎌田大地は有力な候補になりそうである。またアジアカップにはケガで参加できなかった中島翔哉(アル・デュハイル)が復帰する可能性も高いか。

 さらに注目されるのが、トルコのベジクタシュJKで復活の気配を漂わせる香川真司だ。アジアカップでも招集が検討されていたという。ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本代表コーチとしてそのプレーを見ている森保監督は、”日本代表の元10番”に期待していることが分かる。

 香川も今季末までのボルシア・ドルトムントからベジクタシュへの期限付き移籍のため、再び夏に移籍の話は出てくる。そう考えると、新天地を求めた場合、所属クラブでの活動を優先することも考えられ、となると、コパ・アメリカ招集もやや不透明な状況ではある。

 そういったこの先の流動的な要素を考慮すると、指揮官は、一度、手元で香川のプレーをチェックしたいのではないか。そこでコパ・アメリカでの招集について、さらにその後に向けて、しっかり話し合うこともできる。

 そして――香川の故郷である神戸でも試合が組まれている。いろいろ条件が揃ってきているだけに、香川の3月シリーズでの日本代表復帰は、十分あり得るのではないだろうか。もしも招集されれば、多くの話題を提供してくれそうだ。

文:サカノワ編集グループ

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