【鹿島】「これでは連覇できない」ハーフタイムに落ちた守護神の雷

安西幸輝(左)ら奮闘したが……ハーフタイム、クォン・スンテの雷が落ちた――。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

GKクォン・スンテがチームメイトに訴えた――。

[ACL GS1節]鹿島 2-1 ジョホール・ダルル・タクジム/2019年3月5日/カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズがACLグループステージ初戦、ジョホール・ダルル・タクジム(以下、ジョホールDT)に2-1で勝利を収め、勝点3を獲得した。

 押し込みながらも、なかなか得点を奪い切れないなか、43分に平戸太貴の鹿島での公式戦初ゴールが決まる。しかし……なかなかチームとしての歯車が噛み合わない。

 するとハーフタイムのロッカールームで、守護神のクォン・スンテからゲキが飛んだ。

「俺たちアジアチャンピオンなのに、こんな小さなミスを連発していて恥ずかしくないのか!」

「結果はもちろん内容も含め、俺たちはこのピッチで評価されているんだ」

 左サイドバックの安西幸輝は、その通りだと頷いたという。

「気の緩みがパスに表れているし、それをしっかりしないと2連覇は遠いのかなと思いました」

 クォン・スンテは振り返る。

「ホームですごく残念な試合をしてしまいました。失点うんぬんよりもこれだけ大勢が来てくれたサポーターの前でこのような試合をしてしまい申し訳なく思っています。もちろん選手たちは最善を尽くし、いい準備をしてきました。とはいえ、これから上を目指さないといけない鹿島としては、サポーターの前で物足りない試合をしてしまったと思います」

 まだシーズン開幕したばかり。それだけに、なおさら守護神は気持ちを引き締めていた。

「シーズンの初めで修正すべきことはたくさんあります。1試合ずつもっともっと組織的に強く戦えるように、準備をしていきたいです。5、60試合を年間戦うなかで、もちろん4、5試合は内容が悪い試合はあると思います。勝ち切ったことに意味はあります。波に乗れるキッカケを選手は感じたと思うので、ここからさらにやっていかないといけないと思います」

 守護神の訴えはチームメイトにどのように響いたのか――。ACL初戦勝利。しかし、鹿島の選手は「結果」以外には満足していなかった。

文:サカノワ編集グループ

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