顔面に肘入り川又堅碁が流血、ジャンプヘッドの審判部の見解は?

磐田の川又堅碁※写真は昨季より。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「Jリーグジャッジリプレイ」で検証。鈴木は下がっているだけに…。

[J1 3節] 磐田 1-2 大分/2019年3月9日/ヤマハスタジアム

 Jリーグの疑問の判定について検証する『DAZN』の「Jリーグジャッジリプレイ」で、ジュビロ磐田対大分トリニータ戦の76分の場面が扱われた。磐田のゴール前へのロングフィードに対し、跳ね返そうとした大分DF鈴木義宜がジャンプヘッドをする。しかし、その左肘が走り込んできていた川又堅碁の顔面に入り、川又は鼻から出血を起こした。

 コンテンツ内で、Jリーグウオッチャーの平畠哲史氏は次のように率直な想いを語った。

「試合の流れで見ていると何が起きているかよく分からないが、スローで見ると明らかに腕は顔面に当たっている。わざと腕を振っている感じるには見えないものの、もしもPKだという主審の笛が鳴っていても、それはそれでそうかなと思います」

 また、Jリーグの原博実副理事長は「鈴木は先に動き出し、後ろに戻りながらなので、手の上げ方は割と自然だと思います。そのあと川又が飛ぼうとしているところに入っている。だからファウルではないかなと思います」、「川又は良い動き出しをしていて、まず他のDFのマークを外してから中に入ってきている。だから鈴木は川又が来ているのを分かっていなかったのだと思う」と語った。

 これに対し、日本サッカー協会の上川徹トップレフェリーグループシニアマネジャーが、次のように解説した。

「出血があり川又選手のダメージは相当のだとは思います。原さんのおっしゃる通り、DFの選手が左足を軸足にジャンプして、ボールを前へクリアしようとすると、左腕でバランスを取る形になります。レフェリーも良い角度、良いポジションから見ているので、(鈴木がジャンプヘッドの際)顔に肘が当たっているのは分かっています。顔のあたりは危険なので、少しでも接触すると大きなケガになりかねません。そのなかで、高さや前後の動きから見ながら、アクシデントだと判断したのだと思います」

 今回はあくまでもアクシデントであり、反則ではなかった。そのように主審が判断したということだ。また、上川氏もその判断を支持していた。今回はあくまで判定がテーマの主題であり、こうした重大なケガをいかに防ぐかまで議論は及ばなかった。

 DFに相手を肘で押さえつけようとする意図があったのか――。そのあたりも判定の基準に入ってくることを、上川氏は説明していた。

文:サカノワ編集グループ

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