東と森脇が同時に反則。「誤審」で浦和ボールだった?

浦和の森脇良太(左)と槙野智章。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

突っ込んだ森脇、足を上げた東。両者ファウルの時の判定は?

[J1 5節] 浦和 1-1 FC東京/2019年3月30日/埼玉スタジアム2〇〇2

 浦和レッズ対FC東京戦、13分、宙に浮いたルーズボールに対して東慶悟が足を上げてクリアしようとした。そこへ森脇良太が頭から突っ込む。東がボールに先に触れたが、その振り上げた足の裏に森脇の頭部が接触。森脇はその勢いのまま東を倒して、自身も頭を押さえてピッチに倒れ込んだ。

 主審は森脇のチャージでファウルを取り、FC東京ボールの判定をくだした。

 この場面について、4月2日に更新された『DAZN』の「Jリーグジャッジリプレイ」で、JFA審判委員会のレイモンド・オリバー副委員長が詳しく説明をした。

「この状況は、どちらのボールになるのか、私にはフィフティ・フィフティ(東と森脇で50パーセントずつ)だったと思います。両選手ともに純粋にボールへプレーをしに行っていると思います。浦和の選手(森脇)は勇気がありますね。ボールへ頭から突っ込んでいくわけですから」

 そして、二人が同時にファウルをした場合について、次のように解説した。

「両者が同時に反則を犯した場合、より深刻なほうの反則を取らなければいけません。東京の選手は純粋にボールに対しプレーしていたと思います。ただ、この場面だけを切り取って主審にテストした場合、多くの主審が(東に)イエローカードを与えると思います」

 そのように、この日の主審とは異なる見解を示した。

「東京へのフリーキックを主審をすぐに告げています。この試合でのマネジメントに関して、彼は非常に良くやっていたと思います。まだ試合開始から12分しか経っていませんし、ここはマネジメントができると信じて判定したわけです。まだ、試合自体がどちらに転がってもおかしくない状況です」

 主審も森脇と東、二人のファウルを認めたうえで、森脇のファウルをより重いと判断したという。一方、オリバー氏は異なる意見だ。

「FC東京の選手は、前から選手が来るのが見えて足を引いています。イエローカードを出してもいいですし、マネジメントに収めるという判断であってもいいと思います(イエローカードを出しても、出さなくても良かった)。いずれにせよ、浦和にフリーキックを与えるべきでした」

 そのようにFC東京ではなく、浦和ボールにすべきだったという。東に突っ込んだ森脇もファウルではあるが、スパイクの足裏で頭部を蹴る形になった東のプレーのほうが、より危険な行為だったという考えだった。

文:サカノワ編集グループ

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