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今季最多入場。横浜FCカズがJリーグ最年長出場更新、「プラン通り」52分に交代

横浜FCの三浦知良。(C)SAKANOWA

福岡と引き分け勝点1を獲得。父親が一つ違い、17歳の斉藤光毅とピッチに立つ。

[J2 8節]横浜FC 1-1 福岡/2019年4月7日/ニッパツ三ツ沢球技場

 横浜FCのカズことFW三浦知良が4月7日のJ2・8節のアビスパ福岡戦、自らのJリーグ最年長出場記録を52歳1か月12日に更新した。0-0で迎えた52分、FWイバと交代した。試合はPKで1点ずつ奪い合い、1-1で引き分けた。横浜FCの今季最多1万1260人が来場した。

 カズは3月23日のホームでの5節FC岐阜戦(〇2-0)で先発して以来、今季リーグ2試合目の出場。アウェー遠征は回避し、横浜でコンディション調整を続けながら、このホームでの試合に備える「カズプログラム」を発動。52歳のFWはまさに満を持して、三ツ沢の先発のピッチに立った。

 何度かコンビネーションに絡み、サイドでも起点になろうとしながらプレー。レアンドロ・ドミンゲスのスルーパスに触ればゴールか……という惜しい場面も作った。結局、シュートを打てず52分に交代している。

 試合の流れを作って、50~60分にエースストライカーのイバにつなぐ――。カズが与えられた役割のノルマをこなした。ただ、本人が「そこに焦点を当てていきたい」と語っていたJリーグ最年長ゴール奪取は、再び持ち越しとなった。

 その後、PKで福岡に先制点を与えたものの、父親がカズとは一つ違いという17歳の斉藤光毅の突破から横浜FCもPKを獲得。これをイバが決めて、ホームチームが同点に追いついた。

「カズプラン」が確実に勝点獲得につながり、新旧のタレントが躍動。横浜FCが三ツ沢に、これまでになかった新たなうねりをもたらしている。

文:サカノワ編集グループ

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