「アンカー長谷部」でEL初戦敗れるも、指揮官「来週の熱いダンスに期待」

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

一人退場……4失点を喫するも執念でアウェー2ゴール。

[EL 準々決勝 1st] ベンフィカ 4-2 フランクフルト/2019年4月11日/エスタディオ・ダ・ルス

 フランクフルトがヨーロッパリーグ準々決勝第1戦、アウェーでポルトガルのSLベンフィカに、開始20分に一人退場者を出すなど劣勢を強いられ、2-4で敗れた。長谷部誠は3-1-4-2のアンカー(守備的ミッドフィルダー)で先発、退場者を出したあと最終ラインに入った。ただフランクフルトは1-4から最後に1点を返す意地を見せ、来週のホームでの一戦に望みをつないだ。

 5万5000人の観衆が見守るなか、20分、スルーパスからの競り合いで相手を倒したエヴァン・ヌディカがレッドカードで退場に。PKで1点を献上し、しかもアウェーチームは10人で戦うことを余儀なくされる。

 最終ラインの前で先発した長谷部は、その後、最終ラインに入る。すると40分、カウンターからエースのルカ・ヨディッチが決めて、1-1に追い付いてみせる。

 しかし、ここからはベンフィカペースに。43分、50分、54分と加点され、19歳のジョアン・フェリックスにハットトリックを達成されてしまう。たちまち1-4とリードを許してしまったのだ。

 それでも、72分、ゴンサロ・パシエンシアのヘディング弾で意地の一撃。フランクフルトは敗れたものの2-4と、アウェーゴール2発を奪い、望みをつないだ。

 フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は試合後の記者会見で次のように語った。

「序盤のレッドカードによって、もちろん厳しい試合になりました。ハーフタイムまで、立ち上がり、しっかり噛み合わなかったことが要因に挙げられます。ただ、全体的に見て、私たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。(退場者を出したあと)70分間、本当にいい試合を見せ、ホームでの一戦に期待を持って望むことができます」

 そして指揮官は第2戦、「完璧なゲームが必要。しかし、それはできるはずだ」と訴えた。

「とりわけ1-4とされたあとのチームとしてのメンタリティが、印象に残っています。選手たちは再び前に出てプレーしてみせたのです(2点目を奪い取ることに成功)。来週、フランクフルトでの熱いダンスを期待しています。私たちはホームで完璧なゲームをすることが求められます。しかし、それができる、ベンフィカに勝てると信じています」

 そのように指揮官は選手やサポーターを鼓舞する、熱い言葉を述べた。確かに、フランクフルトが先制点を奪えば、たちまち状況は一変する状況だ(2-0、3-1で勝てば、フランクフルトが準決勝進出)。

 ホームでのEL準々決勝第2戦は、4月18日に行われる。

文:サカノワ編集グループ

Ads

Ads