濃密だった僅か15分。U-20代表で浦和の橋岡大樹が「そこは燃えた」と示した意地と覚悟

全日本大学選抜との練習試合に臨んだU-20日本代表のDF橋岡大樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「失点せず試合を終えろ」と影山監督から指示を受けて投入。旗手怜央と見せた熱いバトル。

 U-20日本代表のDF橋岡大樹(浦和レッズ)が4月16日、全日本大学選抜の練習試合で途中出場し、ラスト15分間ピッチに立った。その限られた僅かな時間の中で、このチームを支えてきた19歳のセンターバックが意地と覚悟を示し、「まず失点しないことを心掛けた。そのなかでチャレンジし、課題も見つけられた」と試合を締めた。

 試合は1-1で膠着したまま、試合終盤に突入。全日本大学選抜は、川崎フロンターレ入りが内定している旗手怜央(順天堂大)と2年先の鹿島アントラーズ入りが決まっている上田綺世(法政大)の強力2トップで圧力を強め、決着を付けようとU-20日本代表ゴールに迫っていた。

「失点せずに試合を終えてくれ」

 チーム発足から最終ラインを支えてきたDFリーダー的存在の橋岡は、そのように影山雅永監督からゲキを受けてピッチに立った。そして追加招集された関川郁万とコンビを組み、その2トップを上回るような迫力のあるディフェンスを見せていった。

 この試合のラストプレーだった。

 ボールを持った旗手が最後の仕掛けを試みる。対峙した橋岡が並走して食らいつく。U-22日本代表でもチームメイトとして一緒にプレーした経験のあるアタッカーに一歩も譲らない。ユニフォームを両者とも前から掴むような形になりながら、最後は日本代表の4番がその進入を封じることに成功。そこで試合終了を迎えた。

「(U-20ワールドカップまで1か月)いろんなことに挑戦して、そこで見つかった課題を、残りの時間でしっかり修正したいです。レッズではレッズ、こっちではこっちの役割を果たすだけ。そこは問題ありません。もっと攻撃につなげるようなことを出していきたい。一致団結できることがこのチームの強みです」

 最後の旗手との火花を散らしたバトルについて、「個人の能力が高いですし、絶対に失点させないことを心掛けました。そういった選手たちを抑え、起点を潰せる。そこは燃えました。(最後、チーム全体が引き締まったが?)もっともっと引き締められるような存在になっていきたいです」と振り返り、プロとしての意地、そしてU-20W杯に向けた覚悟を示した。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Ads

Ads