神戸7連敗。右MF起用の西大伍「僕のせいです」

神戸の西大伍。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

横浜FMに4失点…。「相手が上回っていた」

[J1 12節] 横浜FM 4-1 神戸/2019年5月18日/日産スタジアム

 ヴィッセル神戸が横浜F・マリノスに1-4で敗れ、ついにリーグ7連敗を喫した。3勝1分8敗の勝点10(15得点・22失点)で15位に転落。J2降格圏17位のサガン鳥栖と勝点で並んでしまった。

 この試合、西大伍は右MFで先発。「これまで何度かプレーしてきた」ポジションに入って、この負の連鎖を断ち切るための突破口になるべく、アグレッシブに上下動を繰り返しながら起点となった。

 しかし、左サイドの宮大樹が西のいた逆サイドに振ったキックを相手にカットされる。そこから逆襲を食らって先制点を与えた。

「僕が点を取って、ゴールを守っていれば、勝てました。守備は攻撃から始まります。攻撃のバランスの部分は、守備のためにも大事。1点目はそういうところが出てしまったから。ミスパスです。ただ、それぐらい相手のミスもあったので、そこで点を取れればというのはもちろんありました」

 ミスの起きるスポーツ。だからこそ相手のミスを生かす。味方がミスをすればカバーをする。そのすべてをチャンスにつなげられるはず。

「チャンスをどれだけ作れるか。そこで走るところでも、相手が上回っていました。僕が(ボールを)持っているだけではなく、誰の時でもそう。アクションもまだまだ足りない。助けるサポートの動きも少ない」

 どうすれば、歯車がもう一度噛み合うのか。その答えは「結果」を残すことでしか見えてこない。

「良くなるためにみんなが努力することが大事。これっていう綺麗なものは特にはないです」

 そして西は最後に言った。

「僕のせいです、負けた時は」

 さすがに西からも、そんな後ろ向きな発言も聞かれた。仕方ないとも言えるが、一人ひとりが前向きになりきれず、どこかストレスを抱えながらプレーしている印象を受ける。

 前線のタレントを輝かせるために黒子にもなれるような選手。そのあたりが欲しい。そして西には、実際、黒子にもなれて、ゴールにも絡んで、そんな一人二役的な仕事が期待されている。ただ、ある程度、前者に重点を置きたいところか……。そのあたりのバランスも今は見出せず苦心している。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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