【日本代表】「収穫ゼロです」小林祐希はさらに高みを目指す。新天地はどこか!?

エルサルバドル戦で先発した小林祐希。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

自身三度目の先発のチャンス。「ミスがミスではなく見えてしまった。これがスペインやブラジルだったら」

[キリンチャレンジカップ] 日本 2-0 エルサルバドル/2019年6月9日/ひとめぼれスタジアム宮城

 
「点を取りたかったので、収穫はゼロです」
 
 日本代表のMF小林祐希が6月9日のエルサルバドル戦、3月26日のボリビア戦以来自身三度目の先発のチャンスを掴んだ。主戦場とするボランチで橋本拳人と初コンビを組み、コンダクター役として攻撃をリードした。
 
 左足のキックから両サイドにパスを振り、シャドーやCFの大迫勇也にクサビのパスを放ち、攻撃のスイッチを入れた。しかし、惜しい右足のシュートはあったものの、2016年11月11日のオマーン戦(〇4-0)以来となるゴールは決められず。そこに一つフォーカスを置いていただけに、試合後、冒頭のように悔しさを露にした。
 
 試合自体のプランは、チーム全体として「狙い通り」だったと前向きに捉える。 
 
「相手の浮いている1ボランチの選手を俺か拳人のどちらかで潰しに行き、そのあとは3バックの一人がハメに行くという狙いについて話していて、そこはだいぶできました。それができたのも一人ひとりがプレスをかけていく前提があったからで、誰かが良かったというより、(永井)謙佑くんからハメて、ハメてボールを奪うシーンを作れました」
 
 試合中の微修正もできて「やるなかで合わせた部分もありました。でも2点では物足りないです」と、何より攻撃面――前半の2ゴールで終わった結果には満足していなかった。
 
 このレベルの相手に勝って満足していては”危険”だという想いも伝わってくる。あくまでも日本であり、小林であり”世界のトップレベル”を目指しているのだから、と。
 
「これで、相手がスペイン、ブラジルだった時にどうなるか。まだ自分は体感したことがないので、やってみたいです」
 
 そのように、小林はもっと高いレベルでプレーしてみたい思いに一段と駆り立てられた。
 
「自分たちのミスも、ミスではなく見えてしまうところがありました。試合の中で俺もたくさんミスをしたけれど、それが何となくマイボールになっていたところはあって。それを必ず仕留めてくるという、そんな一つでも上のレベルに行けるように頑張ります」
 
 2018-19シーズン限りで、3年間所属したオランダのSCヘーレンフェーンを退団することが決まっている。果たして新天地はどの国のリーグのどのクラブになるのか? 27歳になった小林は自分自身の現在地を認識し、さらなる高みを目指す。
 
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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