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FC東京「話せることない」久保建英が一転レアル・マドリー移籍?スペイン紙が相次ぎ報道

日本代表でプレーする久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

『マルカ』紙は「まだ100パーセントではないが、合意に達している」

 日本代表の久保建英(FC東京)の移籍話が最終決着を迎えようとしているようだ。スペインの『マルカ』紙は6月13日、「レアル・マドリーがバルセロナを倒し、日本のワンダーキッド久保建英とサインをかわす」と題し、「レアルとの間での契約がまだ100パーセントではないが、マルカの調べでは合意に至ったようだ」と報じている。

 記事の内容では、FC東京に移籍金(違約金)約2億4000万円が支払われ、年俸約1億円の5年契約の条件だという。

 また、14日には『ムンド・デポルティーボ』も追随。前日にはバルセロナFCと久保サイドが再交渉に入ったと伝えていた。ただ、今回は「マルカ」紙の記事の内容を引用したうえで、同紙がFC東京にレアル・マドリーとの契約の是非について問い合わせたという。するとクラブからは「今のところ話せることはない」という回答を得たことを伝えている。

 正式に契約を結ぶまで、何が起きるのかは分からない。

 一気にレアル・マドリー入りで決着がつくのか。はたまた、バルセロナの”再逆転”はあるのか。それとも噂に上がっていたパリ・サンジェルマンをはじめ”まさか”の展開もありうるのか。

 久保は国際大会での活躍により、10歳でバルセロナFCのカンテラ(下部組織)に引き抜かれた。しかしFIFAの18歳以下の海外移籍の禁止に抵触するとしてバルセロナが罰則を受け、久保は帰国を余儀なくされFC東京の下部組織入り。2016年11月に中学3年生でFC東京U-18に昇格するとともに、トップチームに2種登録されてJ3でJリーグデビューを果たした。

 昨季は約半年間の横浜F・マリノスへの期限付き移籍を経て、今季、再びFC東京に復帰。レギュラーポジションを掴み、これまで13試合4得点4アシストを記録し、チームを首位に導いていた。

 6月9日のキリンチャレンジカップのエルサルバドル戦では、18歳5日と史上二番目の若さで日本代表デビューを果たした。現在は日本代表としてコパ・アメリカに参戦中だ。18日午前8時からグループステージ初戦のチリ代表戦に臨む。

文:サカノワ編集グループ

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