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【清水】スイスで2年連続二桁弾のブラジル人FWを獲得へ!ルガーノが先に発表

ルガーノの公式サイトに掲載された記者会見の模様。カルリーニョス・ジュニオール(左)の清水移籍が事実上発表された。※ACルガーノの公式サイトより

カルリーニョス・Jが「私はここを去ることを決めました」。クラブは「清水エスパルスへ」と公表。

 スイス1部リーグ(スーパーリーグ)のFCルガーノは1月20日、記者会見を開いて2018-2019シーズンまで2年連続で二桁ゴールを決めている25歳のブラジル人ストライカー、カルリーニョス・ジュニオールが清水エスパルスに移籍するため退団すると発表した。クラブの公式サイトで掲載された。清水からは間もなくアナウンスがあるのか、来日後メディカルチェックなどを経てからの正式発表になるか。

 カルリーニョス・ジュニオールは1994年8月8日生まれ、ブラジル出身、25歳。身長174センチの高速かつ技巧派のアタッカー。センターフォワードが主戦場で、トップ下や両サイドもオプションでこなす(数試合程度)。

 これまでブラジルのパラナ、ボタフォゴを経て、2017年にルガーノに加入。今シーズンは14試合・2得点・1アシスト。2017-18シーズンは29試合・10得点、2018-2019シーズンは31試合・13得点と、2年連続二桁ゴールを決めている。ルガーノは元浦和レッズのラファエル・シルバがプレーしていたチームでもある。

 同日にルガーノは記者会見を開いて、クラブのアンジェロ・レンツェッティ会長が状況を説明、カルリーニョス・ジュニオール本人もコメントをした。

 レンツェッティ会長によると、後半戦に向けて戦力的な痛手であるのはもちろん、清水からの違約金の提示を受け入れることにしたものの、額が思っていたほどではなかったという。この冬、バリント・ヴェチェイがハンガリーのフェレンツヴァーロシュTCに移籍しており、さらなる主力の放出で、チーム全体の士気の低下を懸念しているそうだ。引き留めたい思いはまだあるものの、カルリーニョス・ジュニオールの意思は固く、この移籍を認めることになるだろという。

 一方、カルリーニョス・ジュニオールは次のようにコメントしている。

「ここで多くを学びました。私はキャリアと人生で大切な時間を過ごし、このユニフォームを着ることでトップリーグに到達できました。そして子供の頃、いつか海外でプレーすることを夢見た時、日本は目標とする国の一つでした。

 私はルガーノで、自分自身をチームのために犠牲にすることを心掛けてきました。レンツェッティ会長がチャンスを与えてくれたことに感謝しています。まだ海のものとも山のものともつかない私のことを信じてくれました。そこでみんなのお陰で、結果を残すことができました。

 ここにいる時間、私は幸せです。ただ私は去ることを決めました。私の心はここに残り、ルガーノを応援しています。しかしプロフェッショナルとして、決断を下しました」

 そのように日本挑戦への強い決意を示している。

 昨季14ゴールを決めたドウグラスが抜けた清水だが、クラブのカラーにあった楽しみなアタッカーを獲得することになりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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