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田中隼磨の息子、C大阪の新保海鈴が2種登録。ルヴァン同組、J初の親子対決実現なるか?

松本の田中隼磨。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

基本的にはJ3でのC大阪U-23での戦いを見据えての登録だが――。

 Jリーグは3月27日、登録選手の追加・抹消について発表した。そのなかでセレッソ大阪は、セレッソ大阪U-18の新保海鈴(しんぼ・かいり)を2種登録選手としてメンバーに加えた。これで新保はトップチームでの出場が可能になる。FWの新保は松本山雅FCでプレーする田中隼磨の息子でもある。今シーズンは松本とC大阪はルヴァンカップでグループステージで同じ組に入っている。Jリーグ史上初の「親子対決」へ現実味が増してきた。

 C大阪は同日、吉田有志、前田龍大、上林豪、下中凌我、大橋滉太、そして新保の6人を2種で登録。新保は背番号「48」。2002年8月16日生まれ、171センチ・64キロ、東京都出身。これまでのキャリアは、柏レイソルU-12 ― 柏レイソルU-15 ― C大阪U-18。強烈なキックを武器とするレフティで、現在はFW、以前はDFとしてもプレーした経験を持つ有望株だ。

 一方、田中は1982年7月31日生まれの37歳。現在は出身地である松本でプレーし、今季で7シーズン目を迎える。プロとしては横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、名古屋グランパスでもプレーして通算20年目。現在はまさに松本の「象徴」として、布啓一郎新監督のもと、三度目のJ1復帰を目指している。海鈴の子育て時の悪戦苦闘ぶりは、過去の自身のオフィシャルブログでも綴られている。

 新保は基本的にはJ3のセレッソ大阪U-23でプレーするための登録で、今後もユースチームでの活動がメインになる。ただし、C大阪と松本はルヴァンカップではグループステージで同組に入っている。若手育成の「登竜門」とも言える大会でもあり、状況によっては、田中との親子対決がピッチで実現するかもしれない。

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[文:サカノワ編集グループ]

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