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間もなく開始!なでしこJがW杯出場を懸け豪州戦。高倉監督が試合直前に語った対策とは?

ヨルダンでの練習で指示を出す高倉監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

韓国戦で鼻を強打した岩渕の状態は…!?

 女子アジアカップ・ヨルダン大会のグループステージ3節、日本女子代表(なでしこジャパン)―オーストラリア女子代表が日本時間の4月13日午後10時45分からアンマンで行われる。来年開催されるFIFA女子ワールドカップのアジア最終予選を兼ね、日本は勝つか1-1以上の引き分けで出場権を獲得できる。テレビ朝日系列で生放送される。

 アジアからの代表枠として、8チーム中5チームに出場権が与えられる。しかし日本の目標は優勝=アジア女王の座。ただし、この試合で、負けるか、スコアレスドローに終わると、一気にグループ3位に転落する可能性もある状況だ。グループ3位になった場合、フィリピン代表と5位決定戦(出場権決定戦)に臨む。

 日本の高倉麻子監督が試合前日に語っていた抱負は次の通り。

——大一番、選手をどのように送り出す?

「怖がることはありませんし、一つ一つの試合を大事に戦っていくなかで明日は”何か”が動く試合。自信を持って仲間を信じて戦ってほしいと思います」

——改めてオーストラリア戦の位置づけは?

「ヨーロッパを含め、半年でどれだけ伸びているのか全く読めない状況。オーストラリアはこの数年で力をつけて、多くの国際試合で勝ち星を重ね、チームの完成度も高く、選手も経験を積み、本当に世界一を目指しているチームで簡単な試合ではないと思います。私たちも成長途中かもしれませんが、選手たちは確実に伸びていますし、チームの経験値も上がっています。引き分けるつもりはありませんし、自信をもって日本らしいサッカーをしていきたいと思います」

——状況次第では韓国―ベトナム戦の結果も大事になってくる。情報を高倉監督は随時把握する?

「試合に集中すると思います。最後の最後のところで聞くことにはなるかもしれませんが、基本的には明日勝つことにすべて集中してやっていきます」

——岩渕選手の鼻の状態は?

「大丈夫です。ちょっと痛いみたいですけど。やっぱり女の子なので、顔がちょっとが腫れててかわいそうですけど、かわいいから大丈夫だよと言っておきました」

——昨日は思い切ってオフにしました。短期大会でオフを与えた理由と、5位でもワールドカップが決定するということとの関係は?

「5位でも、というのは選手の頭の中に全くないと思います。オフにしたのはフィジカルコーチも含めてそうしましょうということになりました。私自身はよく分かっていないのですが、良く練習をやるタイプみたいなので、一回休んでおこうという意見が割と多めに出て……。韓国戦で勝ちきれず、一拍おいて、気分転換の意味を含めてそうしました」

構成・サカノワ編集グループ

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