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槙野智章が改めてハリル氏への感謝の想いを語る「すごく怒られ、褒められた数は少なかったが…」

浦和レッズのDF槙野。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

オリヴェイラ新体制のもと、西野ジャパンのメンバー入りを目指す。

[J1 9節] 浦和 0-0 札幌/2018年4月21日/埼玉スタジアム

 浦和レッズのDF槙野智章が改めて、日本代表のハリルホジッチ前監督に対する感謝の気持ちを語るとともに、ワールドカップに向けて西野朗新監督のもとでメンバーに選ばれるためにも浦和で変わらず全力を傾けて戦うことを誓った。

 日本代表監督を電撃解任されたハリルホジッチ氏がこのたび来日。「真実を探しに来た」と、身辺整理などし、日本記者クラブで記者会見も開くという。そうしたなか、コンサドーレ札幌戦をスコアレスドローに終えた槙野は、記者の質問に対し、改めて次のようにハリルホジッチ前監督への想いを語った。

「すごく怒られましたし、褒められた数はあまりなかったけど、良くなるためにいろんな言葉を浴び、いろんな映像を見せられ、ここまで来ることができたのはもちろんハリルさんのお陰でもあります。そういう意味では、ともにワールドカップに行くという大きな目標を掲げていたなか、一緒に行けなくなったのは寂しい気持ちはあります」

 ハリルホジッチ体制下で主力の座を掴み出していた槙野だが、今後は西野朗監督のもと、新たな競争に身を置くことになる。

「西野監督になったなかで、自分もその一員になるためにやらなければいけないことはまだまだたくさんあります」

 そのためには、Jリーグでの活躍が不可欠だと自覚する。リーグ戦は最近3勝1分と勝点を重ね、3勝3分3敗の11位まで建て直した。それでも首位の広島(勝点25)とは13差も離されている。

「個人のところでも、もう一段階、二段階上げて、本来いるべき順位に戻し、失点のところを抑えていく。自分に残された限られた時間のなか、できるだけ厳しい環境を作って、レベルアップすること。それに尽きると思います」

 オズワルド・オリヴェイラ監督が浦和の新指揮官にお就任し、25日の10節・柏レイソル戦から新体制で臨むことが決まった。岩波拓也、阿部勇樹、この日は負傷で欠場したマウリシオ……「チーム内での競争意識が高まっている」と槙野は、普段のチーム内での競争から自身を高めていく覚悟だ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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