「あの事件さえなければ気分よく磐田に帰れた」名波監督が記者会見でギレルメの暴行に苦言

磐田の名波監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

勝因は「F・マリノス対策うんぬんではない」ところに。

[J1 12節] 横浜FM 1-3 磐田/2018年5月2日/日産スタジアム

「対策をしっかり立ててきたのではないか、というのがおそらく皆さんのクエスチョン(質問)でしょう」

 ジュビロ磐田が勝利を収めた試合後の記者会見でのことだった。名波浩監督は、そのように”横浜F・マリノス対策”について聞かれることを察知して切り出し、勝因は別のところにあると強調した。

「相手の嫌がるところにボールを差して、それからオープンなスペースにボールを運んでいく。最後は個の突破やワンツーのコンビネーションで崩していく。そしてクロスであったり、マイナスのボールからまたアイデアを出していく。そういった術がJリーグにあり、それをケアする守備を4シーズン以上やり続けてきた結果が今日に出ていた。決して分析うんぬんだけではなく、普段から選手がやってきたことを90分間やり通した、その成果だと思っています」

 そのように名波監督のもとで積み重ねてきた「成果」が凝縮された勝利だと、手応えを掴んでいたのだ。

「1失点はPKだったので、もったいなかったが、F・マリノスは5試合連続で負け続けていたときも点を取り続けていた。非常に攻撃的なチームだという印象はあったので、仕方ないなと。過密日程の中で、両チームの選手が必死に戦っている姿を見るだけでも感動的だったと思います」

 2点差が開いたものの拮抗した展開のなか、磐田は球際で負けず、運動量でも上回った。そういった一つひとつの”ファイト”の勝利を、指揮官は何より喜んでいた。

「まあ……あの事件さえなければ、より気分よく磐田に帰れたと思います」

 試合終盤、退場処分を受けたギレルメが暴走して相手選手、スタッフに殴りかかった一件についてそのように言及。最後、名波監督は苦笑いを浮かべた。

文:サカノワ編集グループ

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