名波監督がボードの一番上に記したメッセージ。山田大記はそれに応え2ゴールをもたらす

(C)SAKANOWA

磐田が横浜FMに快勝!中村俊輔不在のなか、トップ下でダイナミズムを生む。

[J1 12節] 横浜FM 1-3 磐田/2018年5月2日/日産スタジアム

 ジュビロ磐田がボール奪取からの素早いカウンターで3ゴール—ー。そのうち松浦拓弥の先制点をアシストし、体を張ったディフェンスで2点目の起点にもなった。負傷中の中村俊輔不在のなか、山田大記がトップ下でチームを牽引し勝利に導いた。

「特殊な戦術のチームではありましたが、名波さんからは『やり続けたことをやるだけで、普段と変わらない。セレッソ戦での守備の手応えがあったので、そこを継続してやろう』という話はありました。特別に相手どうこうではなく、高い集中力を保ててできました」

 山田はそのように確かな手応えを得ていた。前節のセレッソ大阪戦、前半は相手のシュート0本、合計でも2本と主導権を握りながら、1-1と引き分けて勝ち切れなかった。

「セレッソ戦はいろんな意味で悔しい試合だったので、その『悔しさをぶつけること』。それがミーティングのボードでも一番上に書かれていました。それを上手く結果につなげられました」

 実際、この日の磐田は相手に隙を与えず、先制、追加点、ダメ押しと効果的に得点を奪っていった。叩きのめしたといえる試合内容だった。

 37分の先制点の場面。田口泰士のボール奪取から、山田がゴール前へ駆け込んだ松浦に合わせてロブパスを放ち、「ちょっと短くなって難しいボールになってしまったが、上手く決めてくれました」とアシスト。そして42分、山田の強烈なプレッシングで扇原貴宏からボールを奪い、右サイドを駆け上がった小川大貴のシュートに田口がヘッドで合わせ追加点を奪った。

「いい守備からのカウンター。守備と攻撃が連動して点を奪えました」と、山田も頷く2ゴールだった。

 力強さ、スピード、そして巧さ……まるでドイツ代表マルコ・ロイスを彷彿させるような山田の3つの魅力が詰まったダイナミックな活躍ぶり。磐田は5勝3分4敗と白星を先行させて、6位に浮上した。勝点3の獲得に加え、チームにぐっと勢いをもたらした。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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