【日本代表】「俺は雰囲気を悪くしない」内田篤人の抜擢はあるか!? 明日、西野ジャパン発表

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

鹿島復帰後に語ってきた日本代表への想いをまとめる。

 内田篤人は鹿島アントラーズへの復帰後、日本代表復帰に向けた意欲を示してきた。基本的にはメディアから質問を向けられて応じたものだが。選手によっては、またその質問かよ……と嫌気が差すに違いないが、内田はその時々の置かれた自身の立場やチーム状況によって、自身の素直な気持ちを語ってきた。

 まず1月10日の鹿島の新体制発表会。鹿島復帰によりFIFAワールドカップ・ロシア大会も目標になるのではと問われた内田は、「そのためだけに戻ってきたわけではない。でも、『ある』と思ってやりたい」と”野望”を語った。当時はまだハリルホジッチ体制だったが、「最後まで、誰が選ばれるのかは分からない。チャンスはある」と諦めない気持ちを示していた。

 そして4月7日付けでハリルホジッチ氏が代表監督を解任され、9日に西野朗氏の指揮官就任が正式発表される。すると戦列復帰を果たした内田が4月14日の名古屋グランパス戦で先発、2-0の勝利を収めたあとに次のように語った。

「監督が代わったらしいね。まず、俺はみんなと(状況が)違うから、試合に出ていかないと話にならない。ただ、それで観ていてくれれば」

 西野監督にそのように”メッセージ”を送った。

 そして記者から「リーグ復帰を果たしたことでチャンスを掴んだ? そんなことはない?」と聞かれると、内田は「え、そんなことないの? いや、あるでしょ」と少し強い口調で返す。「観ていてくれると思うよ、俺は。やれることが分かれば、気にはなってくれるかな」と、まず西野氏のリストに名前が挙がることを願った。

 4月21日の川崎フロンターレ戦では西野監督が視察に訪れるなか1-4と完敗を喫してしまう。内田は先発したものの、「意識したけど……それ以上に難しい展開になってしまった」と敗れたことを悔やんだ。

 さらに4月28日の横浜F・マリノス戦のあと、今回の日本代表の監督交代劇が「コミュニケーション不足」が要因だったことについて話題を振られると、内田は次のように”アピール”した。

「俺は雰囲気を悪くしてしまうようなタイプではないと思うから、もしも呼んでくれれば、協会とも、選手とも、皆さん(メディア)とも、上手くやれる自信はある」

 その後また欠場の続いた内田だが、戦列復帰は果たしているという。ボールをためて試合を作れるサイドバックは現在の日本代表にいないタイプ。それだけに、もしかすると……”逆転”での招集はあるのか。

 5月18日、ワールドカップに向けた壮行試合であり最終選考の位置付けとなる30日のガーナ代表戦に向けた日本代表選手が発表される。内田は心のどこかで、西野監督から名前が呼ばれることを期待しているはずだ。

取材・文:塚越始           
text by Hajime TSUKAKOSHI

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