1986生まれで異なるキャリア。W杯へ―G大阪の東口と浦和の西川がユニフォーム交換に込めた想い

ガンバ大阪の東口順昭(左)と浦和レッズの西川周作(右) (C)SAKANOWA

「全てを託した」と西川はブログで綴る。

[J1 15節] 浦和 0-0 G大阪/2018年5月19日/パナソニックスタジアム

 FIFAワールドカップ・ロシア大会に向けた中断前最後のリーグ戦、浦和レッズとガンバ大阪の一戦は、両チームともにゴールを決め切れずスコアレスドローに終わった。浦和は4勝5分6敗の勝点17で13位、G大阪は4勝3分8敗の勝点15で15位。

 G大阪の東口順昭、浦和の西川周作、両チームのゴールキーパーが再三にわたるビッグセーブで試合を引き締めた。そして試合後、二人が固く握手をかわしてユニフォーム交換を行った。

 ともに1986年生まれで、今年32歳になる。ワールドカップの代表の座を争い、常にJリーグの第一線で戦ってきたライバルであり、それぞれの気持ちを理解する同志でもある。

 ユース時代から世代別の日本代表に選ばれてきた西川に対し、東口はG大阪ジュニアユースから洛南高、福井工大、新潟経営大を経てアルビレックス新潟に加入し、2014 年からG大阪に移籍して守護神としてチームを支えてきた。

 西川が日本代表の正GKを務めていたとき、東口は「僕は追いかける立場。もちろん、追い越していきたい。(タイトルを懸けた浦和との一戦など)一つずつ勝つことがアピールにつながっていく」と語っていた。

 もちろん、だからといって今、個人的な勝った、負けたといった感情はない。互いに高め合ってきたからこそ、お互いの今がある。西川がいてこその自分――東口にとっての大きな存在だった。

 そして西川は自身のブログを更新。「東口選手に全てを託したので大丈夫。彼の人間性、プレーヤーとして本当リスペクト! 同い年。ユニホーム交換ありがとう」とメッセージを送っていた。

 改めて現在地を確認し合い、また新たな戦いに向かう。その想いを込めた二人のユニフォーム交換だった。

文:サカノワ編集グループ

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