【日本代表】今野呼べず、青山離脱…中村憲剛を招集できないか?

川崎フロンターレの中村憲剛 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

西野監督は長谷部と競えるタイプを欲しているようだが。 

 日本サッカー協会は5月24日、日本代表のMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)がケガによりチームを離れると発表した。「本当は呼ぶつもりだった」と西野朗監督が語っていた今野泰幸(ガンバ大阪)に続くボランチの計算外の離脱。長谷部誠も”万全”ではないことを考えると、追加招集はあり得そうだ。いくつかの選択肢が考えられるが、例えばJリーグの中でも高いパフォーマンスを発揮していた川崎フロンターレの中村憲剛はどうだろうか。

 青山は次のように無念のコメントを残した。

「しばらく代表を離れていて、今回本番直前のこのタイミングでチャンスがもらえた中、チームにも入れず怪我で断念することになり 非常に残念です。チームの皆には日本のために頑張ってほしいですし、僕も一日本人サッカー選手として日本代表を応援します」

 2014年のブラジルに続く2大会連続となるワールドカップ出場はならず……。青山はリハビリに努めることになった。

 ヴァヒッド・ハリルホジッチ前監督時代に未招集だった青山が3年ぶりに日本代表へサプライズ招集された理由の一つに挙げられるのが、長谷部誠のコンディションだ。長谷部は昨年からヒザに問題を抱え、「(手術をした)ヒザと相談しながらプレーしている」と語っていた時期もあった。今年1月からはリーグ14試合連続先発出場を果たし、その不安は一掃されたが……。

 ワールドカップは短期決戦。西野監督は、長谷部と同じような役割を担えて、一緒にポジションを争えるような選手を欲していた。そこで白羽の矢が立ったのが、最終ラインへのフォローをこなしながら攻撃にも加われる青山だったことが分かる。

 予備登録35人に加えながら右足首の手術により招集できなくなった今野もまた、タイプは異なるものの、守備的MFを本職としながら、最終ラインの全ポジションをこなせるだけに、オプションのひとつだった。

 果たして追加招集はあるのか。リベロやアンカーをこなせるタイプを挙げるならば、高橋秀人(サガン鳥栖)、谷口彰悟(川崎)、青木拓矢(浦和レッズ)、稲垣祥(広島)、森重真人(FC東京)などか。また、ボランチで”絶好調”な選手には、田口泰士(磐田)、そして中村憲剛(川崎)もいる。

 西野監督は、青山や今野が守備のみならず攻撃面にも”色気”を出せるところに魅力を感じていたことがうかがえる。ならば……今、日本で一番のボランチ、中村憲剛を招集するのも面白いのではないか。

 控え(スーパーサブ、スクランブル起用)に置くタイプではない点が、西野監督も引っかかっているかもしれない。ただ、中盤からのパンチ力は今なお絶大だ。セットプレーも武器になる。何より西野監督がチーム作りのポイントに挙げる、「グループやユニットでの相乗効果」という点で、同僚の大島僚太と組ませてみるのも面白い。

 メンバー発表から続く負傷者続出などの悪い流れを断ち切り、新たな風をもたらしたい。37歳のバンディエラは自身がチーム内でどのような役割を求められているのか、俯瞰できる能力も突出している。日本のために、その全ての力を注いでくれるはずだ。

文:サカノワ編集グループ 

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