【W杯 日本代表】柴崎岳の「1位・4,626」の数値が示す貢献度

セネガル戦にボランチとして先発した日本代表の柴崎岳。写真:新井賢一/(C)Kenichi ARAI

あらゆる局面に顔を出して”闘っていた”ことを物語るデータ。 

[ロシアW杯 グループH 第2戦] 日本 2-2 セネガル/2018年6月24日(日本時間25日)/エカテリンブルク

 FIFAワールドカップ・ロシア大会グループリーグのセネガル戦、日本代表で2番目に走行距離が長かったのがボランチでフル出場した柴崎岳の10,661メートルだった。FIFA(国際サッカー連盟)はマイボールと相手ボール時に分けて走行距離を計測。柴崎のマイボール時の走行距離4,626メートルは、両チーム通じてのトップだった。

 日本ボールのときに最も汗をかいた男。それが柴崎だった。

 乾の先制点につながった自陣からの長友へのロングフィード、右サイドに抜け出しての大迫への決定的なクロス、相手選手との中盤での激しい球際の攻防、セカンドボールを拾ってからの巧みなパスの散らし……。あらゆ局面に顔を出して”闘っていた”。そのことを物語るデータと言える。

 80分で交代したコロンビア戦の走行距離8,807メートル、マイボール時3,826メートルよりも、一気に距離を増やしている。しかも、それだけチームへの貢献度も増している。

 柴崎本人はセネガル戦のなかで、自分にできることを考えながらプレーしていたと言う。

「ボールを触る回数が後半は少なかった。相手も前から来ていたので、セカンドボールの回収を主にやって、そこから二次攻撃につなげられました」

 セネガル戦は引き分けに終わったとはいえ、柴崎自身はコロンビア戦以上に好感触を掴めていた。そのことは充実の表情からも分かる。

「1試合1試合コンビネーションは良くなっている。選手もそう感じていて、ゴールに迫力を持って回数も増えているので、その精度を高めていきたいです」

 試合を重ねるごとに相手のレベルに順化してきているのが、また柴崎らしい。W杯2大会ぶりの決勝トーナメント進出に向けて挑むグループリーグ・ポーランド戦、そろそろ柴崎が決定的な仕事に絡む——そんな予感が漂っている。

文:サカノワ編集グループ

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