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「散歩隊は続けて」長谷部誠が日本代表へラストメッセージ!?

ベルギー戦でフル出場した日本代表の長谷部誠。写真:新井健一/(C)Kenichi ARAI

中心メンバーの酒井高徳も代表から退く意向で”存続の危機”?

 FIFAワールドカップ・ロシア大会をベスト16で戦い終えた日本代表が7月5日に帰国したあと、日本サッカー協会の田嶋幸三会長、日本代表の西野朗監督、主将の長谷部誠の3人が記者会見を行った。

 そのなかで日本代表引退を発表した長谷部が、後輩たちに引き継ぎたいこと――について次のように答えた。

「散歩隊は続けてほしいな、と思います。まあ、僕はそこまで参加していなかったんですけれど。あれも大切なコミュニケーションの一つ。いいな、と思うものであります……って、ここは皆さんに笑ってもらうところだったんですけれどね(笑」

 朝や練習の合間の休憩時など、数人のグループで町に繰り出す「散歩隊」。中心メンバーの一人だった酒井高徳も日本代表から退く意向を示しているだけに……存続を危惧したのか!?

 ただ、長谷部はそのように笑って語ったあと次のように言った。

「自分たちがやらなければという気持ちを持って、作り上げていった戦いでした。これが日本代表のベースになり、若い選手たちがたくさんいたので、引き継いでいってくれると信じています」

 日本代表では2006年のアメリカ代表戦でデビューし、これまで国際Aマッチ114試合2得点を記録。日本の欠かせぬボランチの「軸」として、W杯では3大会連続主将を務めた。

 一方、所属先のアイントラハト・フランクフルトでは長谷部を「ソルジャーだ」と高く評価していたニコ・コヴァチ前監督がバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれた。新たに就任したアディ・ヒュッター監督のもと、長谷部にとってもまた新たな戦いがドイツで始まる。

文:サカノワ編集グループ

 

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