J2天王山は町田が劇的勝利。松本の反町監督「必然の結果。ファイティングポーズをとり続ける」

町田ゼルビアの平戸太貴。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

 相馬監督は「タフという言葉が似合う一戦」。

[J2 29節] 松本 0-1 町田/2018年8月18日/松本(アルウィン)

 J2の1位・2位対決は、平戸太貴の後半アディショナルタイムの直接FK弾で、FC町田ゼルビアが松本山雅FCに1-0で競り勝った。首位の松本との勝点差を「3」に縮めた。

 前半は井上裕大の開始8分の負傷交代があったものの町田ゼルビアがシュート8本対2本と攻め立てる。しかし後半は逆に松本が優位に試合を進めたが、こちらもゴールを決め切れず。

 迎えた試合終了間際、松本の岩上祐三の直接FKはクロスバーを叩く。すると直後、逆に町田の平戸太貴が約22メートルの直接FKをねじ込み、町田に劇的勝利をもたらした。

 町田は6試合負けなし(5勝1分)。一方、松本は5連勝で10試合ぶりの黒星を喫した。松本は勝点56、町田は消化試合が1試合少なく勝点53。

 殊勲の平戸は「本当に苦しい試合でしたが、みんなの力で勝利を掴めて、非常に嬉しい。なかなかボールに絡めず思うようなプレーを出せなかったが、得意のセットプレーから得点できて良かった。チャレンジャーとして一戦ずつ戦っていく」と語った。

 また町田の相馬直樹監督は「本当にタフなゲーム。タフという言葉が似合うゲーム。苦しい時間が続いたなか、一発取ってくれた。粘って粘って取ってくれたチャンスをモノにしてくれた」と興奮気味に振り返った。

 一方、敗れた反町康治監督は「前半は向こうにやられた感じだったが、後半はしっかり対応して、セカンドボールの争いもよく拾えて良い攻撃につなげられた。ただコーナーキックなどを含めて決め切れなかったのが、こういう結果につながってしまったのかなと思う」と振り返った。

 また、この1敗を「必然」と受け止めた。

「5連勝していたが、決して良い内容の試合は多くなかったので、この結果は必然だと受け止めて、次につなげて仕切り直したい。我々は良い準備をして立ち向かうだけ。ここからが踏ん張りどころ。とにかくファイティングポーズをとって戦い続けたい」

 アジア大会に参戦中のU-21日本代表に選ばれる前田大然が不在のなか、同世代だが今回招集されなかった平戸に一発が生まれたというのも「運命」か。町田が1試合消化試合が少なく、松本は暫定首位という位置づけに戻った。

 ここからまさに後半戦へ――。J2の上位争いはまったく読めなくなってきた。

文:サカノワ編集グループ

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