【大宮】レフティ嶋田慎太郎がファーストプレーで”計算通り”の鮮やかアシスト

投入直後に嶋田(39番)がチーム2点目をアシスト!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

交代直後に茨田のゴールをもたらす。「元紀もバラも見えていた」

[J2 29節] 大宮 2-1 新潟/2018年8月18日/NACK5スタジアム大宮

 大宮アルディージャのMF嶋田慎太郎が72分に交代出場すると、ファーストプレーで逆サイドに大きく振るピンポイントクロスを放って茨田陽生のゴールをアシストした。結果的にこれが決勝点となり、ホームチームが勝点3を獲得。順位もJ1昇格プレーオフ圏内の暫定5位に浮上した。

 1-0とリードしていたものの新潟の反撃に苦しんでいた時間帯に、嶋田は投入された。

「後半は相手ペースになりがちで、自分のところで『流れを変えてくれ』と言われて入りました。ファーストタッチがアシストになり、良かったです」

 ピッチに立った直後、すぐさま冷静にプレーを選択できたという。

 左サイドでボールを受けた嶋田は一旦切り返してゴール前をうかがう。そこで、「(大前)元紀くんとバラくん(茨田)の二人とも見えて、バラくんのほうが(得点になる)確率が高いと感じました。イメージ通りでした」と、大外への糸を引くようなクロスを茨田につなげたのだ。精巧なキックが武器のレフティが、その真骨頂をいきなり発揮した。

「ここ何試合か出られず悔しい想いをしてきたので、少しでもチームに貢献できて良かったです」

 最近6試合のうち先発1試合、交代出場1試合と出場機会が限られていた。それだけに「結果」を残せたことに安堵していた。

 その一方で、課題を挙げることも忘れていなかった。

「そこからまた反撃してきた相手の時間帯が増えました。仕方ない部分もありますが、守備のところで、もう少し制限をかけて、プレッシングに行かないと難しい展開になるのかなと思いました」

 2連勝で暫定5位に浮上。それでもクールな嶋田は守備のインテンシティを個人としても、チームとしても上げることが大切だと訴え、改めて気を引き締めていた。頼もしい切り札――しかし控えに甘んじるつもりなど毛頭ない。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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