U-20W杯決勝進出! ヤングなでしこFW植木理子がサッカーを始めたのは「2011年」

今年1月、なでしこジャパン候補合宿に初招集された植木理子。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

日テレ・ベレーザでブレイクを遂げ、今年なでしこジャパンのキャンプにも参加。

[女子U-20W杯 決勝] 日本 – スペイン/2018年8月25日2:30(日本時間)/フランス

 U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)が8月20日のFIFA U-20女子ワールドカップ準決勝イングランド戦で、2-0の勝利を収めて初の決勝進出を果たした。決勝は日本時間の25日深夜、U-20スペイン女子代表と対戦する。

 イングランド戦の22分、右足を振り抜いて豪快に先制点を決めたのがFW植木理子だった。これで3試合連続ゴール、通算5点目で得点ランキングトップタイに並んだ。

 植木は今年1月、なでしこジャパン(日本女子代表)の候補者トレーニングキャンプに招集されている。そこで彼女は、「いい雰囲気のなか、いろんな選手が話しかけてくれて、サッカーの話はもちろん、チームのことなどいろんなことを聞けて楽しかったです」と初々しく語っていた。

 植木は1999年7月30日生まれの19歳。実質的にサッカーを始めたのは小学5年の時だった。あの、なでしこジャパンがFIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会を制した2011年だ。

「それまで小学校の昼休みなどにサッカーはやっていましたが、ワールドカップが開かれる少し前にチームに入ったんです」

 そして澤誉希がワールドカップを掲げたシーンに、まだランドセルを背負っていた植木が触発され、サッカーにのめりこんでいったのだ。

 翌年には日テレ・メニーナ・セリアスに加入。抜群の運動神経を生かして、急成長を遂げる。2016年6月には、トップチームである日テレ・ベレーザへの昇格を果たす。さらに同年にはリトルなでしこの一員としてFIFAU-17女子ワールドカップ・ヨルダン大会に出場し、6試合・4得点と圧巻の活躍を見せた。

 本格的に取り組んでから、わずか7年でなでしこジャパン入りを果たしたことになる。なでしこジャパンの初合宿は「(アンダー世代の代表と比べて)なでしこジャパンだと雰囲気がちょっと違いますし、何よりオンとオフの切り替えがすごく勉強になりました。今までなでしこジャパンは夢や憧れでしたが、一度呼ばれるだけでは意味がないので、定着できるように頑張ります」と、たくさんの刺激を受けた。

 ただ、彼女が見据えるのは、あくまでも真の世界一だ。植木はこんなことを語っていた。

「まずU-20ワールドカップで活躍して優勝するのはもちろん。U-20もひとつの過程として、必ずなでしこジャパンの舞台で活躍したいと思います」

 なでしこジャパンの高倉麻子監督からは「ピッチのなかで、どんどん自分を出していきなさい」とかけられた言葉が印象に残っているという。

 U-20代表はあくまでも通過点。日本のエースになり得るタレントであることは間違いない。U-20ワールドカップ決勝、ヤングなでしこ初の優勝を決める一撃を期待したい。その”ゴール”が、なでしこジャパンへの新たなる”スタート”の号砲になる。

PROFILE/植木理子(うえき・りこ)1999年7月30日生まれ、神奈川県出身。AC等々力―日テレ・メニーナ・セリアス―日テレ・メニーナ―日テレ・ベレーザ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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