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浦和レッズDFマウリシオが首を捻る「堅守が強みのはずだが…」

浦和レッズのマウリシオ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

4戦1失点から一転、3試合連続の複数失点で1分2敗…。

[J1 25節] 浦和 1-2 C大阪/2018年9月1日/埼玉スタジアム

 浦和レッズのDFマウリシオがセレッソ大阪の試合後、3戦連続での失点と連敗に首を捻った。

 ブラジル人リベロは3バックのリベロとして先発フル出場。しかし、出場停止明けから全試合で失点を喫し、チームも1分2敗と勝てずにいるだけに表情も冴えなかった。

「私たちにとって堅守が強みだったはずだが、正直なところ、最近はあまりうまくいかず結果を残せていない。またセットプレーから失点をしてしまい、ソウザにも決められ、結果的に1-2。この状況を覆す力があるはずだが……悔しかったです」

 8月に入ってからの4試合は2勝1分1敗で失点はわずか1。しかし最近は、8月19日の23節・清水エスパルス戦が3失点(△3-3)、8月26日の名古屋グランパス戦が4失点(●1-4)、そしてC大阪戦が2失点(●1-2)。複数失点が続いている。

「押し込むことはできているが、多くの回数でボールを奪われて、カウンターに持ち込まれる展開が続いてしまっている」と、彼はその原因のひとつを挙げていた。

 高い位置までボールを運びながらも奪われ、そこから数的不利に持ち込まれてしまう。次第に警戒する3バックのラインどりが下がり、前線との距離が間延びしてしまう……という悪循環に陥ってしまっていた。

 オズワルド・オリヴェイラ監督の2試合ベンチ入り停止により代行した大槻毅ヘッドコーチは、「(夏の)5連戦が終わったあとに1週間が空き、それまでの夏の疲れみたいなものがどう出たのか。このあと(代表期間中)ルヴァンカップがないので少し空きますけど(2週間)、体力的なものに問題があれば、その間にリカバーしたい」と語っていた。

 そうした疲労などに加え、オリヴェイラ監督のスタイルに相手チームも対策を練ってきている。それをいかに交わし、ゴールにつなげるのか。中断期間中に守備の修正と再構築も進めたい。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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