【U-19日本代表】希望のMFコンビ。齊藤未月が語る久保建英の生かし方

湘南ベルマーレでプレーする、U-19日本代表にも選ばれる齊藤未月

U-20W杯予選に向けた強化のメキシコ遠征へ出発。「頼るのは良くないが…」

 メキシコ遠征前に組まれたU-19日本代表対U-19ベトナム代表戦、日本のキャプテンを務めたのが湘南ベルマーレの齊藤未月だった。湘南で今季リーグ13試合1得点を記録し、最近は4試合連続フル出場中。体を張れて、決定的な仕事をできるタフネスなボランチとして、チームでも、U-19代表でも、欠かせぬ存在になってきた。

 ベトナム戦では、やや深い位置からパスを供給。山田康太とボランチコンビを組み、攻撃的MFの久保建英、堀研太(いずれも横浜FM)、さらに2トップの安藤瑞樹(C大阪)と田川亨介(鳥栖)の特長を引き出そうと、様々な試行錯誤を繰り返していた。

 このメキシコ遠征前、湘南の練習後に齊藤と話をする機会があった。ちょうど久保が横浜FMで新天地デビューを果たし、ヴィッセル神戸戦で鮮やかなJ1初ゴールを突き刺した直後でもあった。そのタイミングで選出されたU-19代表で、久保のどのように生かしたいか聞いた。

 齊藤は次のように語った。

「みんなが知っているとおり、能力は高いし、上手い。頼るのは良くないけど、ボールを持ったときには何かをしてくれる期待感を持てるので、ボールをいかに集めるかは大事になると思います。そこから、いかに次につなげるかも大事。他にもいろいろ武器があると思うので、引き出していきたいです」

 齊藤と久保。将来的にも期待が膨らむ、希望のコンビだ。

 この世代は齊藤や久保、それに橋岡大樹(浦和)、郷家友太(神戸)らJ1でコンスタントに出場機会を得ている選手が多い(一方で、田川のように昨季や前半戦より大幅に減らしている選手もいるが)。そこも強みの一つに挙げられる。

「試合に出ている選手も多いので、そういう選手がしっかり結果を残さないといけないとは思っています」

 10月から開催されるU-19アジア選手権(来年のポーランドU-20ワールドカップのアジア最終予選)前最後の強化試合となる今回のメキシコ遠征。そう語る齊藤は、U-19メキシコ代表、U-19ブラジル代表、U-20クラブ・アメリカという強豪3チームとの対戦へ、明確なテーマを持って臨む。

「攻撃の部分でやり切るプレーを見せたい。ラストパスやシュートまでいかに持ち込むか、そこを意識したい。攻撃のクオリティを上げて戦えるかテーマにしたいです。また守備面でもフィジカルやスピードのある相手にどれぐらい通用するのか思い切ってやってきます」

 未知なる相手との対戦で様々なことを吸収し、帰国後は湘南での戦いに還元する――。若き司令塔、齊藤の挑戦と成長が楽しみだ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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