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「光も水もないけれどポーカーを楽しんでいる」チリ代表が地震後の様子を伝える

チリのメディア「CDF.」のホームページより。

地元紙が真っ暗な夕食時も写真で紹介。韓国に向かうため「空港の早期再開に期待」。

  6日午前3時8分に発生した北海道胆振東部地震で被害に遭った、札幌に滞在中のチリ代表は選手とスタッフ全員の無事が確認され、その後、宿泊先のホテルでの待機を余儀なくされた。

 チリのメディア『CDF.』は、外出を限定されていた選手たちが軟禁状態にあったホテル内でどのように過ごしていたのかを伝えている。「光も水もないけれど、ラ・ロハ(代表)はポーカーを楽しんでいる」と題し、アンジェロ・サガル(パチューカ/メキシコ)、アルトゥーロ・ビダル(バルセロナ/スペイン)、ロレンソ・レジェス(アトラス/メキシコ)らが笑顔で、トランプのポーカーに興じている写真を紹介。また、同日夜、真っ暗な中でろうそくを灯しての「夕食時間(涙)」と、協力して配膳している写真も掲載している。記事内では選手たちが光や水がないなかでも元気であること、一方で、11日に韓国の水原で組まれている「韓国代表との対戦のため、空港の早期再開を期待している」と記されている。

 今回、バルセロナへの移籍を果たしたビダルら多くのスター選手を含むチリ代表が、7日に札幌ドームで開催予定だったキリンチャレンジカップ(中止が決定)に臨むため来日していた。北海道全体が混乱の続く中ではあるが、サッカー面では、チリ代表の移動を優先したい。

 森保ジャパンの初陣として組まれたチリ代表との一戦が実現しなかったことは非常に残念である。ただ、チリ代表の選手たちのこの笑顔に応えるためにも、必ずや日本代表との”再会”を実現させたいところだ。

文:サカノワ編集グループ

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