ロベルト・カルロス今日Fリーグ登場!小倉純二CEOが明かす招へいの舞台裏とは?

2002年の日韓W杯優勝メンバーでもあるロベルト・カルロスが、Fリーグに参戦!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「13歳までやっていた」と言う、ロベカルの「左足」の原点はフットサルにあり。

 元サッカーブラジル代表のDFロベルト・カルロスが9月8日、丸善インテックアリーナ大阪で開催される「AbemaTV Dreams」の一員として、元Fリーガーを中心とした「F.LEAGUE DREAMS」とのエキシビションマッチに臨む。さらに翌9日には、Fリーグ選抜としてFリーグ13節のヴォスクオーレ仙台との公式戦にも参戦する。

 今季結成されたFリーグ選抜は、日本フットサル界の未来を担っていくであろう23歳以下の選手で構成されている。その中で現役時代には世界最高の左サイドバックと称されたロベルト・カルロス氏が、45歳にしてどのようにコラボレートを見せるのか楽しみだ。

 Fリーグ人気の起爆剤なるか、2020年フットサルワールドカップ招致の機運上昇へ――8月17日の記者会見で、FリーグCOOの小倉純二氏が語った、ロベルト・カルロス氏招へいの意図と狙いを改めてまとめる。

――ロベルト・カルロス氏招へいの経緯は? 

 ロベルト・カルロスさんが日本に来てくださることになりました。Fリーグは、どうしても開幕や優勝争いのときは皆さんに関心を持っていただけるが、シーズン中に中だるみがあるような気がしていました。そこでこういう時期に、何かイベントやプロモーションをしたいと思っていました。今回ロベルト・カルロスさんに「来てもらえるか?」と相談しましたら「いいよ」と言ってくださいました。97日、8日、9日が、Fリーグの全チームが集まる日で、大阪の丸善インテックアリーナ大阪でロベルト・カルロスさんに試合に出てもらいます。

 一つはFリーグをやってきたメンバー、サッカー関係者を集めたチームに加わってもらいます。もう一つは、今年作った若い選手ばかりのFリーグ選抜。ロベルト・カルロスさんは、フットサルも11人制のサッカーも、ものすごくやっています。今回、彼に聞いたところ「1992年からフットサルもサッカーも両方やっている」と言っていました。

 私の記憶の限りでもインドのチャリティフットサル、年末にブラジルでやっていたフットサルにも出ています。ジーコ氏がサッカーの日本代表監督を務めていたとき、「少なくともブラジルでは、13歳まではフットサル以外はさせない。そのあとに11人制に行くか、フットサルを続けるか、選択をするんだ。ゴール前の混戦の中で得点を決めるのは、ブラジルの得意技だけど、そういう能力は、フットサルで育てられているんだ」と話していました。

 いまやネイマールやメッシもそうして育ってきたと言われます。そこでフットサル、サッカー両方で名高いロベルト・カルロス氏に来てもらえることになりました。Fリーグ選抜に加わってもらってやってもらうことは、若い選手たちにも非常に意義があると思っています。

──ロベルト・カルロス氏に、どのような効果や影響を期待していますか?

 先程、中だるみと言いましたが、まだ(Fリーグの試合が)満員にはなったことがない。Fリーグやフットサルにもっと関心を持ってもらいたいということが一つ。もう一つは、代表強化。先日、アジアクラブ選手権で名古屋オーシャンズが頑張りましたが、準々決勝で敗れました。こういう大会でアジアのチャンピオンになってもらいたい思いがあるので、若手を育成したい。今回はいろいろな議論がありましたが、ロベルト・カルロスさんがフットサルを盛んにやっていると言っていましたから、若い選手たちの中に彼が入ってどんな効果があるのかを試してみたいです。それが戦力強化になるかは今のところ分かりませんが、そういうことをやることでフットサル、Fリーグに関心を持ってもらえたらと思っています。

 最近、Fリーグ自体がAbema TVさんやJ SPORTSさんの両方で放送してもらって、新しいファンの層が増えてきているのかなと思っています。そのなかでフットサルの面白さをもっともっと分かってもらえると有難い。ジーコさんが「ブラジルでは13歳、14歳までフットサルしかプレーしない。フットサルの中でいろいろな技術を学び、それが11人制のサッカーにも生かされる」と言っています。そういうことが、日本の場合でも行えるのかどうか。日本サッカー協会としても、フットサルの技術をどう生かしていけるかの研究も始まっています。そういうことも含めてロベルト・カルロスさんが来ることは実験の一つの材料になるのかなと思っています。何回もやらなくてはいけないのかもしれませんが、今回はそういう実験ができるのかなという楽しみを持っています。

──ビックリする試みですが、来年以降もこうしたサッカーのビッグプレーヤーを呼ぶ取り組みを行う計画はあるのですか?

 今後、どうやっていくかは色々な企画案が出ています。今回、ブラジルのフットサルの名選手の予定も探りましたが、実際にリーグを戦っていて出られないということもありました。これから日本のフットサルに役立つようなことがあるならば、毎回トライしていくことを考える必要があります。今回、たくさんお客さんに入ってもらわないと困りますが、そういうことを考える中で、ウェイト付けをして、代表を強くする、アジアクラブ選手権で戦える、そして日本のサッカーの中で、フットサルの位置づけをきちんとしたいと思ってやっています。来年以降も企画として、今回、どういう形で収まりがつくかを見ながら検討していきたいです。

──来年以降、オールスターをやるにしても、リーグ戦に出場させることにこだわりますか?

 それはやってみないと分かりません。相手次第ということもありますから。

――日本は2020年のフットサルワールドカップ(W杯)招致を目指していますが、彼が入ってリーグが盛り上がることは、招致活動にも影響があるでしょうか?

 2020年の東京オリンピック後にFIFA主催のフットサルW杯があり、開催地はまだ決まっていません。1027日にあるFIFAの評議委員会で決まると、言われています。5カ国が立候補していて、どこも降りていません。招致活動をやってはいけないとFIFAから通達があるので、今のところ待たざるを得ない状況です。

 これまでも毎年、Fリーグや女子リーグをどうやっていますかというヒアリングがあり、ポスターを含めて毎年送って、「日本はきちんとやっています」と示していますので、今、期待しているところです。決定を待っている状態ですが、こういうロベルト・カルロスさんが日本に来てくれることなどは、皆さん注目するところだと思います。当然、FIFAも知ることになると思いますので、そういうことを知ってもらい、日本のフットサルをPRしてもらうことも考えて、今回のことをやっているとご理解いただけたらと思います。

──ロベルト・カルロス氏にどんなプレーを期待していますか?

『悪魔の左足』ですね(笑) 。サッカーでは見たことがありますが、フットサルで一体どういうプレーをしてくれるのかは非常に関心があります。フットサルはピッチが狭いですし、ゴールも小さい。その中で、彼がどんなプレーをしてくれるのかは関心があります。映像を見てもよく分からないんです。

 インドやブラジルのチャリティーマッチの映像を観てもロナウジーニョばかりで、ロベルト・カルロスさんが映っていない(笑)。だから、彼の左足の強烈なシュートは見てみたいです。お客さんも、みんな見たいと思うでしょうから、それをぜひ、Fリーグの舞台でもやってほしいです。だから、「シュート打て!」ってお願いします(笑)。

――6日に来日し、10日にマドリードに戻るそうですが、交流会などの予定は?

 今回、100%フットサルにかかわってもらうことになっています。ちょうど12チームが全部集まるので、良い話ができればと思っています。

 先ほど、ロベルト・カルロスさんの映像に災害の話がありました。彼は、(この記者会見の前に起きた)西日本の豪雨災害によるニュースをご存知で、土曜日と日曜日に100名ずつ被害にあった広島、岡山などから子供たちをご招待させていただくことになりました。そうしたお子さんたちとの交流会も、今後プログラミングしていきたいと思っています。避難所暮らしのお子さんたちに、少しでも元気を与えてほしいというのを彼から伝言として預かりましたので、これから企画をしていきたいと思っています。

記事提供:「FUTSAL X」
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