【独メディア】「ゴーストマッチを制した」長谷部誠の声が無観客試合のマルセイユに響く

フランクフルトの長谷部。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ヨーロッパリーグ初戦、フランクフルトが数的不利から逆転勝利を収める。酒井宏樹は出場せず。

[EL GS1節] マルセイユ 1-2 フランクフルト/2018年9月20日/スタッド・ヴェロドローム

 アイントラハト・フランクフルトがヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ1節、アウェーでオリンピック・マルセイユと対戦し、数的不利になりながらも2-1の逆転勝利を収めた。長谷部誠は4-3-3の右インサイドハーフでフル出場を果たした。DFBカップに続いて今季公式戦2試合目の出場。一方、マルセイユの酒井宏樹はベンチ入りしたが出場しなかった。

 マルセイユサポーターのスタジアムでの度重なる問題行動により、ヨーロッパ連盟(UEFA)はこの一戦を無観客試合に設定。グループステージのこのあとの2試合もゴール裏席が閉鎖するなど厳しい処分を科している。

 まるで練習試合のような光景だった。ドイツ大手メディアの『RPオンライン』は、この試合を「Geisterspiel =ゴーストマッチ」と例え、「スタッド・ヴェロドロームは試合開始から不気味な雰囲気で、いろいろな信じられないことが起きた」とレポート。マルセイユの開始早々の「ラッキーパンチ」の先制点、ルーカス・トロのヘッド弾、ジェトロ・ウィレムスの退場劇、試合終了間際のフランクフルトの数的不利からの逆転弾――確かに、あり得ないような展開で、昨季のEL準優勝チームからフランクフルトが勝利を掴んだ。

 無観客試合のスタジアムには、もちろん選手たちを鼓舞する声援は一切なく、カメラのシャッター音と選手とコーチ陣の声だけが響き渡る。そのなかで長谷部のチームメイトに指示を出す大きな声も常にこだましていた。

 勝利を収めたフランクフルトのアドルフ・ヒュッター監督は「今日の成果を誇りに思う。この試合に向けて実にたくさんの準備が必要だった、特にメンタル面で、この試合は非常に難しいものだったが、一歩前進できた。私たちは正しい道を進んでいる。最近負けが続いていたが、この勝点3は非常に価値あるものになった」と喜んだ。

 長谷部はロシア・ワールドカップに日本代表として出場し、チームへの合流が遅れたことも影響し、リーグ戦ではまだ出場機会を得られずにいた。しかし、この日のパフォーマンスで新指揮官の評価も変わったか? フランクフルトはこのあと、23日にブンデスリーガ4節・RBライプツィヒ戦をホームで迎える。

文:サカノワ編集グループ

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