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職員資金流用で清水エスパルスにけん責と制裁金300万円

清水サポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARa

Jリーグが裁定を下す。6年間看過されてきた内部統制機能の欠陥を指摘する一方、記者会見などの対応も考慮。

 公益社団法人日本プロサッカーリーグ(村井満チェアマン)は9月25日、元職員がクラブ資金を私的流用をしていた問題で、清水エスパルスに対し、けん責と300万円の罰金の処分を課すと発表した。

 この問題は、2012年から18年までの6年間、清水の元経理担当社員が、現金回収した売掛金などの着服、さらに会計システム上の帳簿改ざんによる不適切な会計処理を行うことで、クラブの資金約6700万円を私的に流用していたもの。

 制裁内容は、(1)けん責(始末書をとり、将来を戒める、(2)制裁金300 万円。処分の理由は、以下の通り。

 この職員の行為はJリーグ規約の「健全経営」の違反に抵触。ただ、被害額約6700万円のうちすでに5000万円以上の返済があり、回収の可能性が高いとも判断した。調査により、犯行の動機は本人の物欲を満たすためで、組織的関与や共犯関係はないという。ただし、一経理担当者による事案ではあるものの、プロサッカークラブで発生した事案として社会的影響度は低くなく、加えて、犯行期間は 6 年間と、会社として内部統制機能の欠陥を看過してきた責任を課した。

 一方、クラブとして記者会見にて本件を公にし、再発防止策を実施している点も考慮し、上記の制裁内容を決定した。

文:サカノワ編集グループ

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