「脩斗さん、触るな!」内田篤人が明かす決勝点”劇的瞬間”の心境

水原三星戦で決勝点を決めた内田が歓喜!写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ACLの準決勝・水原三星戦、後半アディショナルタイムの一撃は「2本目がこぼれてきて…」。

[ACL 準決勝 1st] 鹿島 3-2 水原三星/2018年10月3日/県立カシマサッカースタジアム

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝ファーストレグ、鹿島アントラーズが水原三星に3-2の逆転勝利を収めた一戦、後半アディショナルタイムに決勝点を決めた内田篤人は、「(鈴木)優磨にマークについていたDFをブロックすることをまず考えていた。そこにボールがこぼれてきた」と説明。さらに次のように振り返った。

「1本目は全然狙っていなかったけれど、2本目がこぼれてきてくれて。ただ、(混戦のため)これは普通に打ったら入らないなと思って。ちょっとアウトにかけたけれど……。それで、てんてんてんって(ゴールへバウンドしながらネットに収まった)」

 そのボールをどのような気持ちで見ていたか。

「脩斗さん、触るな!って。オフサイドが危なかったからね」

 日本代表でのゴールは2014年にあるが、リーグ戦となると2013年9月18日のシャルケ時代のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ1節のステアウア・ブカレスト戦以来約6年ぶりだ。「いつ決めたか忘れた」という久々の感触だった。

「(ベスト4での戦いとあって特別か?)時の流れや運もあり、チャンスを掴んで離さない結果の積み重ね。運もある。向こうだって勝ちたかったから」

「(3-2の結果について)次につながっただけ。ただホームで2失点。そこは良くないって、みんなが分かっている。もちろん、そのなかで勝ったのは大きい。勝って兜の緒を締めるのも大切。ただ、ウチはここから勢いをつけることも大切かもしれない」

「あれは仕方ない。もちろん俺の責任ではあるけれど」内田はそのように先制のオウンゴールを振り返るとともに2失点を反省しつつ、勝利を収めたことをよりポジティブに捉えてもいいのではないか――と語っていた。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

 

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