清水のハンパない破壊力。金子翔太が語る「ドウグラス効果」

清水エスパルスのブラジル人助っ人ドウグラス(左)とDFフレイレ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

新エース加入後は無得点1試合のみ。週末の静岡ダービーで今季の成果を示したい。

[J1 29節] 清水 – 磐田/2018年10月7日/IAIスタジアム日本平

 清水エスパルスの破壊力がハンパない。この夏のドウグラス加入後、無得点試合は8月5日の鹿島に敗れた(●0-1)1試合のみ。最近挙げた3勝は(横浜FM/〇2-1、柏/〇3-2、FC東京/〇2-0)いずれも複数得点だ。ドウグラス自身も10試合7ゴールと当たっている。

 そのなかで、5シーズン目を迎える23歳の金子翔太も、前線へ再三にわたってアグレッシブに繰り出して攻撃を活性化。今季自己最多9ゴールを決め(過去最多は昨季、2年前の4得点)、二桁得点も目前に迫っている。

 金子は次のようにドウグラスの加入効果について語る。

「味方も生かせるし、守備も頑張ってくれる。何よりやはりボールが収まり、一人で単独でも行けるので、そこで自分が追い越して行く、または近くに行く。ドグも後ろ向きのときはシンプルに落としてくれるので、少しでも早く傍に寄ることを意識しています」

 ドウグラスのキープ力、ポストプレーの精度の高さ、さらに前を向いたときの爆発力。その力を信頼し、金子も突き進む。そのような信頼関係のもと、清水の攻撃のバリエーションは豊富になっている。

「(金子自身は4-4-2の)サイドハーフですけれど、どちらかといえば中に入ってプレーするタイプなので、ドグにボールが入れば、『極力近くに行く』ことをまず考えています。クリスランも似たタイプなので、今年はその攻撃がハマって、僕自身も9ゴールを取れているのだと思います」

 追い越したり、ぐっと近くに寄ったり。躊躇わず思い切って、前線に繰り出す。ある意味、潔さが清水の攻撃をさらに魅力的なものにしている。そのビッグプレーは、アイスタ(日本平)の目の肥えたサポーターをも唸らせるほどだ。

 金子が全力で攻撃参加できているのは、「(ドウグラスが)しっかりディフェンダーを引き付けてくれている。そういったことも関係していますね」と説明する。それぞれが自信を深めながら、清水の破壊力はさらに増していきそうだ。

 今週末の10月7日は、静岡ダービーを迎える。チケットはすでに完売。清水はホームであり、必勝を期す。残り少なくなった2018シーズンのひとつの成果を、しっかりサポーターに示す場にしたい。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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