【川崎】日本代表で負傷した守田英正が戦列復帰。鹿島相手の自己評価は?

川崎フロンターレの守田英正。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「特長を上手く出せた」と無失点に貢献。しかし累積警告で次節の神戸戦は出場停止に。

 日本代表のコスタリカ戦での負傷により戦線から離脱していたMF守田英正が、10月7日のJ1リーグ29節の鹿島アントラーズ戦でリーグ5試合ぶりの復帰を果たした。ボランチとして先発した守田は66分までプレーし、警告を受けていたことや攻撃に厚みを加える戦術的な理由から知念慶と交代に。勢いをつけていた3位相手の引き分けに、「大きな意味を持つ勝点1」「自分の特長をうまく出せた」と手応えを掴んだ。

 守田は試合後、結果的に無得点に終わったこともあり、前半の主導権を握っていた間に自身も攻撃に一枚加わってみても良かったかもしれないと振り返った。

「前半はテンポが良く無理してスピードを上げなくてもゴール前まで行けて、すごく展開も良かった。決定機も作れて、プラン通りに進められました」

「もうちょっと僕が前に行っても良かったと思います。(攻撃に行かなかったことは)感覚的なところもあり、逆に(前線に)入りすぎて詰まるのではないかと思ったりしました。それでも、もうちょっと入っていけましたね。ただ悲観的に捉えることではないと思っています」

 カシマスタジアムで掴んだ勝点1。何より個の力と勢いのあるアタッカー陣を相手に無失点で切り抜けられたことをポジティブに捉えていた。

「アウェーでよく戦ったという気持ちのほうが強いです。誰もこの勝点1で下を向くことはないはずです。優勝に向かっていく上で、大きな意味を持つ、勝点1になると思っています」

 累積警告により中断期間明けの30節・ヴィッセル神戸戦は出場停止になる。ただ守田はこの試合で66分間、力を出し切った自分自身のパフォーマンスに一定の手応えを得ていた。

「相手が鹿島さんでしたし、自分の特長を上手く出せたところもあり、楽しかった気持ちも大きかったです」

 流通経済大卒のルーキーながら、J1昨季覇者の川崎で切磋琢磨し合うなかでポジションを掴み、一気に日本代表デビューを果たした。急速に進化を遂げるなか、敵地での鹿島相手に武器である守備面で一仕事できた――それは23歳の守田にとって、今季の中でも一つ確かな、嬉しい収穫になったようだ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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