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【ファインダー越しの世界】飛び込んできた土居聖真の‟戦う姿勢”

 フェアに戦い打ち負かそうとする。熱き思いが伝わってきた。

韓国の優勝で幕を閉じたE-1選手権。土居はセレモニーで悔しさを滲ませた。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

 そして土居は対韓国戦でメンタルの強さを見せた。ファインダー内の土居は追随するふたりのマーカーを強引なドリブルで引き剥がし、激しいフィジカルコンタクトを仕掛けてくる相手をショルダーチャージで跳ね返した。フェアに戦い、打ち負かそうとする。熱き思いが伝わってきた。

 その気迫のこもったプレーとは一転して、セレモニーでは悔しさの滲む表情を浮かべていた。そうしたさまざまな一瞬にシャッターを切った。

 ライバル相手に屈辱的な大敗を喫した。日本サッカーが這い上がるためには、土居のような逆境にも屈しない強いハートを持った選手がきっと必要だ。

文・徳原隆元
Text by Takamoto TOKUHARA

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Posted by 徳原 隆元

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