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J2日本人最多得点の徳島・渡大生が故郷・広島に移籍決定!隣に住んでいたのは森重真人、目標は『打倒・広島U-15』だった

徳島の渡が、広島への移籍を決断!(C)SAKANOWA

大学進学を決めていて、プロになれるとは思っていなかった。

 徳島ヴォルティスで2017年シーズンJ2得点ランク2位、日本人最多の23ゴールを記録したFW渡大生が、来季、サンフレッチ広島に移籍することが正式決定した。

 徳島での2年目、攻撃的スタイルを標榜するリカルド・ロドリゲス新監督のもと、サイドからの突破やラインブレイク、そしてゴール前での嗅覚を活かしてゴールを量産した。勝負どころで見せる気持ちのこもった思い切りのよいアタックが魅力で、サポーターにも愛されてきた。

 広島県広島市出身で、広島高陽FCのジュニアとジュニアユースでプレー。打倒・サンフレッチェ広島U-15を目標に掲げたが、まったく歯が立たなかった。ちょうどその時、隣に住んでいたのがFC東京の森重真人ら”森重三兄弟”だった。真人の弟であり末っ子の瑞紀とは幼稚園時代から同じチームでやってきたまさに幼馴染で、ともに広島皆実高への進学を決める。

 高校2年時には全国高校選手権に出場し、2回戦、柴崎岳のいた青森山田に0-2で敗れている。

 3年になり大学の進学先も決めていた。そんななか、突然、当時J2だったギラヴァンツ北九州から練習参加の打診が来たのだ。そして三浦奏年監督(現・鹿児島ユナイテッド監督)に見込まれ、入団の打診が届いた。「プロになれると思っていなかったので、嬉しかったし、ハングリー精神で、ここから成りあがってみせると思いました」と、挑戦することを決めた。

 当時の北九州はクラブハウスがなく、自分で練習着を洗濯していた。連戦時は時間がなく洗濯物もたまり、相当骨を折ったという。

 彼は影響を受けた指導者に、三浦監督の名前を挙げる。

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