【C大阪】ユン・ジョンファン監督が強調した「信頼」の優勝

ユン・ジョンファン監督のもと、C大阪が天皇杯優勝。ルヴァンカップに続き2017シーズン2冠を達成した。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

私たちも人間なので、気持ちが弱くなるときはあります。でも、周りが埋め合わせればいい。

[天皇杯 決勝]セレッソ大阪 2ex1 横浜F・マリノス/2018年1月1日/埼玉スタジアム2002

 セレッソ大阪が天皇杯で優勝を果たした。Jリーグ発足後のC大阪としては初めて。前身のヤンマー時代を含めると43年ぶり。

 横浜F・マリノスの伊藤翔に試合開始8分に先制点を許す苦しい展開になった。ただ、「結果的に勝ったのでそう言えるかもしれませんが……」としたうえで、ユン・ジョンファン監督は『信頼』が逆転勝利の背景にあったと語った。

「私たちも人間なので、気持ちが弱くなるときはあります。(先制点を許して)もちろん厳しい状況でした。でも、すべての選手がナイーブになっていたわけではなありません。チームに何か不足していれば、周りの選手がそこを埋め合わせる。それで十分に補えると思っていました。それが信頼だと思います」

 そして指揮官はそれぞれの立場に立って説明を続けた。

「もちろん試合途中で交代されられて、気分が悪かった選手もいると思います。でもチームの勝利のためには、そういう選択をしないといけない立場にいます。全選手が良いコンディションであれば90分で決着をつけられたはずですが、そうはいかず、いろんなことを考えながら、決断を下していきました」

 そんな指揮官が強調していたことがある。

「J2のプレーオフから昇格1年目で、(ルヴァンカップと天皇杯)2大会で優勝できて、リーグ3位。それは簡単なことではない。ひとりの力で成し遂げたことではなく、セレッソにかかわるすべての皆さんが力を合わせて達成した結果だと思います」

 C大阪の総力で掴んだ2冠だと。そして続けた。

「2018年もこの結果を続けたいが、そう簡単にはいかないだろう」

 就任1年目のユン・ジョンファン監督は、サガン鳥栖時代に続けた地獄の三部練習を躊躇せずC大阪でも採用した。おそらく、練習はさらに過酷になる。

文・サカノワ編集グループ

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