【インタビュー】望月重良(SC相模原代表)「クラブ誕生10年、情熱の旅路 #2」

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サカノワスタッフ

昨季ホーム最終戦での記念撮影。2018 年は新たな10年目に突入!(C)SAKANOWA

 J3参戦5年目。リーグの魅力と課題は? そしてスタジアムについて――

――SC相模原のギオンスタジアムに訪れると、サポーターをはじめクラブの熱を感じます。創設から5年目を迎えるJ3リーグの魅力を挙げるならば? 

 Jリーグが掲げる地域密着の理念のところで、小さな地方クラブもできて、少なからずJ3が貢献していると思います。

 この相模原に関して言えば、まず街にポテシャルがあります。J1クラスのクラブがあってもおかしくない地域だと思います。だから、そのポテンシャルにクラブが付いていけていないとは痛感しています。

 政令指定都市であり、2027年にはリニア中央新幹線(リニアモーターカー)の駅ができて、米軍の相模総合補給廠の一部が返還されて新しい街ができています。街は発展を続けています。それをどのように生かすのか。それこそ私たちクラブ次第です。

――いろいろあるとは思いますが、逆に発足から4年経って感じる課題は? 

 J3で経営的に満足しているクラブはひとつもありません。ただ、J3にはJ3の良さがあり、Jリーグ選抜やU-23クラブが加わるなど、いろんなことを試してきました。そこでチャレンジしていくことで、Jリーグに厚みをもたせている。

 現時点で全チームがトップ・オブ・トップを目指しているわけではなく、まず地域のシンボルとしての地位を確立しようとしているところなど、それぞれ目的や目標が異なる個性的なチームが集っていることも、このリーグの特徴に挙げられるのではないかと思います。

――そのなかで相模原の目標は?

相模原のポテンシャルを、いかにクラブに生かすか――望月代表は課題を挙げていた。(C)SAKANOWA

 私たちは上を目指しています。早くJ2、J1に行くためにも、J2クラブライセンスに認められるスタジアムの整備など、解決すべき課題はあります。クラブと地域と自治体が協力して、解決へ向かっていきたいです。

――スタジアムの問題解決に向けた目処は見えてきましたか?

 来年、再来年には、という話ではないので、徐々に地域と一緒になって、課題を解決していきたいです。

――J1の主力級が試合に出ていたり、出ていなかったりとU-23チームの戦力が試合によって大きく変わることに、不平等だという意見も出ているそうですが?

 そのあたりも実行委員会で議論されていくと思います。ただ、そういったU-23チームの導入など、J3だからこそできる取り組みだと言えます。それがJリーグのボトムアップにつながっていることも見逃せません。

(#3最終回「難病との闘いも原動力のひとつに。次の10年は――」に続く。1月9日更新予定)

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